【ニューヨークの商業不動産ーレストラン・店舗を出す】② 最近はビジネスの展開はもの凄く速いです。食べ物・ファション・建築(コンド)等はもう5-7年サイクルではなくて、2年―3年のサイクルです。今は1年が3-4か月がワンサイクルに変わってきています。今は9月ですが、今年の2月、3月ももうかなり前のような気がします。ですからワンサイクル3,4か月で計画し、時代の流れを読み取る必要があるように思われます。 時代は常に「New」を好みます。 それでアジア系の方々の時代の適応能力は素晴らしいのは、かってロッキー青木さんが70-90年代に成功された「Stake House」のフランチャイジー、他州では韓国、中国人のオーナーが多かったと言われています。 最近は「Sushi」がアメリカではもう完全に受け入れられ、日本食ではあるものの、オーナーの60-70%以上は中国系であると日本人の卸業者の方が言っていらっしゃいました。素晴らしい『適応力』ですね。日本で日本語の勉強で留学、アルバイトは寿司屋さん、ラーメン屋さん居酒屋さんで3-4年見習いやキチンヘルパーをやって、その技術で、需要のあるアメリカに来て、中国人経営の日本レストランに勤めて、10年経てば、親戚一同でお金の出し合い、昔の日本の頼母子講みたいなシステムでそれぞれが成功してヘルプしていきます。 今、今後、流行るものは何か?これを毎日のビジネスから嗅ぎつけて、現場から物事の本質、原理、原則に処していく、これが変化に対する適応力でしょう。食べ物は特に「文化」ですから、日本の文化のきめのこまやかさや丁寧、確実さが作品、製品、サービスに表されていけばまだまだ強いです。中国のコピーの力、韓国の性急さと粗雑さ・・・日本はじっくりと「良いもの」を作り上げながら、もっとマーケットの動向を洞察する力と英語力を磨けば、このアメリカではまだまだ行けそうですね。


「【ニューヨークの商業不動産ー日本レストラン・店舗を出す】① ニューヨークは本当に人種の坩堝(るつぼ)で人口の多様化が進んでいる国の一つであります。移民の抑制があるにも関わらず、街を歩くともう本当に世界至る所からやってきてるなあーと感じます。最近は特に中東が多いが、アジア系では断トツに中国人が多いです。70,80,90年代は東洋系であればほとんどが日本人であったし、観光客、JTBの観光・お土産さんコースが定番で、5番街の有名店は日本人で溢れていたものです。90年だからの中国人の方々の爆買いが始まり、幾分量は落ちたと言えますが、最近はもう学生でアメリカに来て、アメリカ人との結婚、そして永住権取得です。特に女性は中国が段々と裕福になると化粧やファッションも日本人、日本以上にスタイルの良い方や、英語が流ちょうに話せる方が多くなってきているようです。 アジアの中でもその国に「適応」能力のある中国人や韓国人は素晴らしいです。先週、郊外の日本スーパー、「Nijiya」スーパーの閉店の事を取り上げましたがこれなどはニューヨークに於ける人口減の日本人だけを相手にしたお店の展開でした。大通りに[H Mart]という韓国系の方が、韓国・中国・日本・アメリカ人をマーケットにしたスーパーの展開をやる事で、中国、韓国、日本の小さな店舗は皆退去となっていきました。それをみていると中国や韓国の素早い適応力は目が見張るものがあります。 時代の「変化」とニーズの要求に「対応」出来るか?がどんな業種でも問われる事になります。(後に続く)

【ニューヨーク郊外の不動産ー競売で争う】 今日は面白い経験をしました。お客様が郊外の約1/3エーカーのある3Bedで2カーガレージをお探しになっていました。White Plains(Westchester)の駅から車で10分、そこからマンハッタンまで急行では25分足らず。凄く便利で税金も安く安全な地域。 30軒位毎週末、もう3か月になるでしょうか。漸くご夫妻で気に入った物件が出てきたのです。売値は$625,000です。1990年頃に開発業者によって建てられたこざっぱりした物件です。通りの角にあるもののあんまり交通も煩雑ではなく、近くにドイツ人学校がある良い地域です。 市場に出されて3日目です。80代のご老人の方が約30年お住みで、近くのコンドに移るので売り出された家です。中はこぎれいに改装、改造されています。気に入ったので売主側のListing Brokerさんに聞いてみて下さいとおしゃるので、Listing Brokerさんにお尋ねすると既に3人の方がオファしているとの事。流石です。30軒もみていると市場がわかってきます。それでは今のListingに上乗せ2万ドルの$645,000でオファしてみて下さいと・・・・・。 もう銀行からのローンは前もっての承認済みです。小綺麗で場所良し、値段良しで行けるかな??と思ってオファして待っていましたら、Listing Brokerから4人からのオファがありあなた方は一番低いオファでしたというコメントのメールです。市場の良い時は$750,000の家ですからね。良い家で自信があれば、幾分市場より安くListingしてお客様を争わせる・・・・なかなかのListing Brokerです。買い手のお客様も$650,000以上は出したくなかったので・・・諦めがつきますと・・・。 次はもっといいものが出てくるでしょうと・・・気持ちの切り替えが早い。何事も準備して、心と金銭の「余裕」は必要だなあーとお客様から学ばさせていただきました。日々新しい発見です。何時でも誰からでも、何からでも、学びは楽しいですね。感謝です。

【ニューヨークの商業不動産-店舗】 時代の変化、流れを読んで的確に戦略を立てる。Maketingは「人口増加」のある所に商売のKeyがあります。1970代から日本人が増加増加・・・だった郊外も、最近は韓国、中国、ベトナム、インド、ロシア、東欧、中近東・・・・の移民人口が活発です。 先日ニューヨーク郊外の北、Westchester郡にあった「Nijiya」スーパー―が9月2日をもって閉店しました。10年前になるんですかねーMeijiyaさんというスーパーの名前がある日、急にカルフォルニアから東部にでてこられたNijiyaスーパーに変わってビックリでしたが・・・・。 かなり前にH-martとという韓国の方がやっている韓国、日本、中国・・アジアの方々と現地アメリカ人を対象としたかなり大きめのスーパーが開店してから、日本人だけのお客様対象のお店は段々と・・・・。 Nijiyaさんは時代の変化の空気を読んで野菜はオーガニックにも力を入れていたのですが、ここ数年前位から、売り上げが上がらず、野菜もしなびていたり・・・ああだめだなあーと思った事があります。お惣菜ものは売れていたようですが・・・野菜がしなびたり、バナナが茶色になっていくようでは・・・商売は「小さな所」に気づきがないと上手く行かないものですね。 場所も規模も大切ですが、商品をこまやかに管理する・・・人手が少なくなっていたり、レストランだと普通5人ぐらいのサービスする人が2,3人になったり・・・すると食べ物も手入れが届かなるんですね。レストラン、スーパーは新鮮さが勝負ですから、今日仕入れたものは即今日売る位でないと・・・ 小規模店は新鮮さとスピードが勝負ですね。これってやはり経営者次第なのでしょうか??10年ひと昔でなくて最近は2,3年で変化に気づき、対応できるかどうかが勝負となってきますね。ビジネスは面白いですが、怖いものです・・・と改めて思わされています。
※ 物件によっては、既にレントされていたり、オファーが入っていたり、或いは売れている場合もありますので、ご了承ください。