【物事には不可能はない!ー出来ると言う想いと情熱があれば・・・】 日本の地方の中堅の会社がNYに店舗を出したいという事で、数か月前からアドバイザーをやっている会社がある。NYで代表されている方は日本の有名商社にかってお勤めで、幼少の時にアメリカに住んでいらっしゃったので、英語は上手く、また日本で大学を出られた後に、こちらでも留学もされていたと聞いていた。 女性であるが、なかなか立派でお仕事は出来そうである。今迄もいいなあーという店舗候補が幾つかあったが、良いものは日本の「決定」が遅く他に取られたり、家主の問題や、ダクト(煙突)が階上の上までもっていかないと許可がおりないとかで、なかなか決まらない。 今回もかなり良い物件で、Streetの角にあり、今は新築中である。これはお薦めなので、日本と上手に交渉されたらとアドバイスしておいた。今度は日本の方はかなり前向きの様である。 そこで進めようとされた矢先に「お酒」のライセンスの問題が生じて、ある事で、弁護士がなかなか難しいと言っていると言ってきたので、落ち込んでいるとの事であった。まあー新しい地で、予想もしない事や知識不足のお陰で、Up &Downがあるのはしょうがないと慰めて置いたが・・・。 新事業は常に何か問題があるが、成功するかしないかは【想いと情熱】だと思う。この世で出来ない、或いは不可能はないと言うのが私の考えである。いつも思うのは【アイデアと情熱】があれば、人間は必ずヘルプしたいという方に出会うものである。問題はどれだけ素直な気持ちと、誠実さがあるかないかであろう。 私ももう40数年前に同じような事を経験した事がある。数店舗経営してかなり上手く行っている時に、あるお店を買収した。当時そのお店が「お酒」のライセンスは持っていなかった。当時はレストランでお酒のライセンスを取得するには、学校や教会から200ヤード離れていないと取れないと言う。 成る程、お店の経営も拙かったが、売り上げの12%近く示す「お酒」が売れないのはネックだなと思っていた。それで、紹介してもらって数名のレストラン専門の弁護士さんにあたってみた。4人聞いて、3人はNOという。私はまだ当時は若く、30歳前だったと思う。やる気満々、この世に不可能はないという思いあがった青年であった。 「情熱」と買収しようという「決断力」は信じられない位にあった。当時今はやりのM&Aという事すらない時代である。数店舗既に持っていたので、頭金20%で交渉した。3年で支払うと言う条件で。 当時は全米で日本レストランを展開したいという夢があった。つまり「情熱」である。まさにナポレオンの如く、クールに考えながら「情熱」は100倍あったと思う。 断られた3人は、まだ40歳前で、若く経験が不足していた。それで、4人目の弁護士さんはユダヤ系で、当時65歳は過ぎていたと思う。話していくうちに私の気迫と情熱に好意を持ってもらって、5回ほど会った。そのうちに気に入られて、何でも個人的に話すようになった。 流石に苦労されてこられたユダヤ人である。お父さんはヨーロッパのハンガリーから命からがら米国に来られて、息子を弁護士にされて、直ぐにお亡くなりになったと言われた。 ある日一諸にランチしている時に、お父さんが米国に来る迄色んな方に助けられて、今の私があると・・・・感概深く話されていたのを思い出す。当時の事を思い出すと彼は幾分涙目であった。日本からやってきた青年になんとかしてやろうと感情が湧きだしたのであろう。暫くして、多分取れるだろう!と彼はさりげなく言う。 私はびっくりした。今まで3人がNOと言っているのに・・・・。彼の答えは表玄関は200ヤード以内だが、裏口からなら270ヤードあるという。多分これなら論理的にOKだろという。そうして200ドル用意しろという。言われるままに数日して現金を持って行った。数か月後にライセンスは取れたよと・・・電話があった。 流石ユダヤ人!と思った。「論理」と「人間」と「お金」の組み合わせで、3人が出来なかったNOをYESに変えたのであった。「論理とお金」である。この時以来、私は弁護士はユダヤ人以外にないという信念に近いものを持つようになった。 ユダヤ人は世界中にユダヤ社会という人的なコネクションがあり、そうして西洋の「論理」と「お金」がこの世で生きるのは重要と言う認識を持つ。医者と弁護士、会計士、株屋(今でいう投資会社)そして、物事を創造する知的性を併せ持つ。これが今の価値観である。彼らが西洋からの法論理と、米国での新事業、そうしてお金を得る事で、社会を運営して行く・・・世界はユダヤ的発想で運営されている。 話は横道に逸れたが、彼らの歩みをみていると、「生きる」事に不可能はないという事である。成功しない??物事が成就しないのは「アイデアと情熱」が不足しているからであろうと。 世界中からNYにやってくる方で、成功する方は粘り強く、諦めない心と、人間的に好かれる・・・・そうして良きユダヤ人との遭遇で成功できるだろう。まずは「必ず成功」するという想いを持つことだと思う。想いは必ず成就すると・・・。(成功への道)ー【Sakai不動産】

【Japan Parade】 昨日の土曜日は恒例になった感じがある【Japan Parade】が開催された。昨年はNY Timesに山口県が地方の素晴らしい県と言う事で紹介されて、今年はやはり中都市の富山県が紹介されて、このパレードに参加した。 昨年は知り合いの方が萩?の方から方で、剣道をおやりになり、路上でも模範演技を示されていた。今年も同様に居合い、柔道、空手・・・色んな日本の武道の方々、それに日本の商社 三菱、三井物産や、伊藤忠等、色んなメーカーさんやNomura証券もも参加されてかなりの賑わい。今年は富山の越中八尾町の「おわら踊り」を実際に踊られ、また囃子というか唄もお聞かせになっていた。 この日に参加されて、お見受けしたのは、源吉兆庵、築地銀だこ、お習字コーナー、サロンパス、ガンダムセット、カールーズボール(たこ焼き)、ANA(全日空)、Keio Academy、 NYC 剣道クラブ、よさこい踊り、NY 着物アカデミー、和太鼓、折り紙講習会、伊藤園フリーのお茶・・・等の約100前後の団体が参加。 土曜日で快晴。金曜日は土砂降りの雨で、どうかな?と思っていたが、雨模様の面影は全くなく、風もなし、日本晴れの天気であった。 午後2時過ぎから始まり、Central Park の西側を練り歩く姿に日系人のみならず、多くのアメリカ人、近隣のニュージャージ、コネチカット、フィラデルフィア州から、又ワシントンやボストンからも参加されたりして、大成功の感じであった。 West 84丁目から67丁目までのパレード。歩いて参加したが、途中立ち止まって進行するので、かなり長く歩いた感じがした。又天気が良い分、直射日光でかなり悩まされたが・・・。 一番のハイライトはW72丁目に出された「屋台」が凄く人気。おにぎり、ラーメン、焼きそば、抹茶…日本の典型的な食べ物が披露されて、一つの処に並ぶと約30-45分。誰かに持ち帰りしようと並んだが、待てず諦めてしまった。 こういう催事は重要である。まだまだ「Japan」のプレゼンはやるべきだろう。食べ物のJapanのみならず、日本の「文化」をアメリカ人に知ってもらうのが大切である。 約50年前にパーク街だったかで似たようなStreet Fairに参加して、その日の夕方のNBCのニュースで取り上げられた懐かしい想い出がある。当時インスタントミニラーメンを500食用意したが3時間で売れてしまった。儲けはたいした事がなかったが、プレゼンの意味は大きかった。 これからも50年、100年・・・・と続くだろうが、機会あるごとに「日本文化」を広めていく事は重要であろう。今日はかなり歩いたが、なんとなく何かに貢献したという満足感のある一日であった。

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