【ニューヨークの商業不動産ー「店舗」貸しますが急増ーお店をオープンするにはチャンス③】 全てはタイミングです。市場は生き物、天邪鬼です。2週間前は雪で全然問いあわせなかったのに・・・急に暖かくなって問い合わせが入ってくると、オーナー側は君子豹変はざらです。先日まで猫なでの声が急に高飛車だったりリターンコール、返信メールがこなくなったりします。 前回の交渉で$15,000-$16,000/Monthで再度交渉です。相手はしぶとく$19,000以下は下げないとオーナーが言ってると強気です。それでテナントさんになる方に、もし$17,000-$18,000なら取りますよ・・・いいですねと確約しておきます。こういう交渉はその時の「空気」「流れ」で決まるものですから、事前の打ち合わせはとても大切です。 値段で相手が譲らない時は10年契約を15年、20年契約したり、Good Guys Clauseと言って、契約期間内でも5年過ぎたら1年、半年前に出るという事を伝えたら、Depositは取られますが、そのままKeyを返して出ると事ができるとか・・・不動産契約を良く知っているブローカーさんや専門の弁護士を使うと色んな意味でビジネスが上手く行かなかった時を想定しながら進める事が出来ます。ですから商業不動産は20年以上不動産業務や契約に携わっているかどうか聞いて紹介してもらうのがいいでしょう。契約はリースだけでなく、期間、値段、税金、サブリース、諸項目・・・・、先ほどの途中契約解除と色んな決め事があります。 市場以外は常に家主側が強いという前提で進めて、如何にビジネスが上手く行かなかった時に「途中契約解除」出来るかを入れるのが腕利きの弁護士さんのお仕事になります。(後に続く)
【ニューヨークの商業不動産ー「店舗」貸しますが急増ーお店をオープンするにはチャンス②】 出来るならニューヨークに既に店舗があれば、最高です。当地の店舗を見せたり、ランチやDinnerを招待してお店の健全振りを紹介していきます。大手のビル管理会社などは財務諸表の提出を要求される事もあります。 一番の問題は初めてニューヨークに出店したい時です。特に良い場所に出したい時、競争相手がある時にはビル側は初めての店舗を出す人にはかなり慎重です。日本に30店舗あると説明しても・・・。それで効果的なのはWebをニューヨークのビル側を意識したWebを日本でもNYでもいいのですが、きれいで凄く流行っているように(実際流行っているから出店できるわけですから)目でビル側に安心させる事でしょう。日本に一店舗しかなくてもWebの効果は抜群だったお客様もありました。 あるヘアサロンの方がお店を出店される時、田舎でお母さんがやっていらってしゃって店舗は一つだけでしたが、彼女はFITでIT関係を専攻されたらしく、東北の冬景色をしっかり、それとその土地の市長さんの推薦のTalkを上手にアレンジしてこのお店はその近辺では最高・・・・そんなイメージでした。ナレーターもアメリカ人のお友達を選んで、非常にFashonableでヘアの構成はなんかのショウ―舞台で女優さんが演じている感じで、見ていた人は皆、「Ohー」と歓声を上げていましたのでそれで決まりでした。 決定すると今度は値段の交渉です。12月26日以降、或いはその前に既にお店がClosedされていてオーナー側が疑心暗鬼になっている時を見計らいながら、めちゃ安い値段でオファしていきます。レストランなんかで、Listing Brokerは実際は$20,000/Month位のマーケットでも$23,000/Monthで平然と言ってきます。それでこちらは$14,000/Monthあたりからオファしていきます。そんなのは無理とはいうものの、今までオファがなかったにもかかわらず、オーナー側は凄く強気です。本当は欲しいのですが、そんな安いのは問題外だと言ってきます。それを2,3度やっているうちに、Listing Brokerにこそっりと「落ち所はどうだい?」と聞きます。 するとListing Brokerも早くDealしたいので、$19,000/Month位なら・・・と暗示してきます。それから大体10-2週間ほっておくと(本当は他に取られるかもと思いながらも我慢です。)もしそれでListing Brokerから連絡か問い合わせがあれば、最高です。こちらは無理承知で$15,000-$16,000位なら・・・・・と匂わせます。(後に続く)
【ニューヨークの商業不動産ー「店舗」貸しますが急増ーオープンするにはチャンス!】① 今日はもう4月と言うのに朝起きると銀世界。郊外では粉雪とはいうものの、3-4cmも降って学校が休校になった所もあったようです。マンハッタンは朝はみぞれのような感じで幾分横殴りの小雪でしたが・・・なぜこうも天候の事ばかり興味深く書くかと言うと、天候とニューヨークの「不動産」はかなり直結しているからです。 特に重たい雪が降り、電車が良く立ち止まったり、市内、郊外からのバスが運休したと聞くと、たちまち問い合わせの電話が減ってしまうからです。ですからテレビでもニュースキャスターと変わらない位に天気予報のアナウンサーは重宝されています。 今日もそんな中でしたが、弊社で預かっているアパートを貸し出す事になりShowingしたあと、マジソン街をぶらぶらと歩いていると職業柄か無意識に[Retail for Rent](店舗貸します)が嫌に目立つなあーという感じです。12月26日過ぎると「店舗貸します」が増えるのですが、今まで高ぶりのレントで商売が今一つなのでしょう。 経済に政治がからむと決してよくないですね。経済は「自由」が好きなんですね。水の流れと同じで、規制がないと出入りが自由だからこそ新陳代謝があっていいもの、悪いもの、時代にそぐわないものが追い出されて物事の本質で自由に回ってこそ自由経済なのに、トランプさんの・・・さん入国禁止は自由な人とお金の流れを悪くしてしまい、人の流入、お金の自由なる流通がないと活気が今一つとなります。特にニューヨークの良さは「自由」だからこそ世界中から人とお金がやってくるのですからね。 今まで日本レストランを出店するには座席約60-70席で家賃が約$20,000/Month(約200万円/月)であったのが今後家賃は多分20%位の値下がりが出てくるでしょうし、また不動産屋さん、弁護士さんの交渉の見せ所となってきます。 我々はデーターでもうどれ位空いているか、あの家主はもうだいぶくたばってきているな、特に5階建てのビル持ちのオーナーで2,3軒のビルしか持っていない所は大体6-8か月空いていると交渉に弾みがついきます。・・(次に続く)
【ニューヨークの不動産投資:今がチャンス!!(117円/ドルー107円/ドル)】 久しぶりに為替がここ1週間107円前後で動いています。約10%の違いは大きいですね。コンド投資、ビル投資でも何でもいけます。またNY不動産市場が幾分停滞している「今!」が買いの時でしょう。不動産市況は昨年12月からじわじわと減じています。金利も4,18-4,50%と動きつつあります。 日本で資金調達してニューヨークでお買いになればチャンスでしょう。今弊社でも12億前後と26億前後のビル買いがここ数週間で急に動き始めました。それまではCapがああだのこうだの・・・・場所がハーレムに近いとか・・Sohoのビルはそれほど価値があるのか・・・と日本から買う方の使節団、銀行筋・・・何度も調査でしたが、急に山が動き始めました・・・。 建築会社、不動産会社、ヘルスケア、化粧品系等、皆業績が良い所ばかりです。中にはお金はなんとかするが、メイン通りで1階は店舗用で5階建てのビルを買いたいが・・・良い出物はないか??ここ3週間です。何があったのでしょうか?先週のお客様は息子を慶応NYに入れたい。$1,5Million前後のコンドを買っておきたい?為替の良い時今です!!10%違うと大きいですと・・・・ 皆さん目ざといです。為替や金利、ニューヨークの不動産動向もうある意味こちらが教えてもらう事も・・・・世界は狭いです。日本と13(夏),14時間(冬)の時差があっても情報は瞬時に入りますからね。30年以上ニューヨークのみ投資している方が、ここでやっていたら他は必ず失敗です・・・・世界のニューヨークは『金鉱』ですよと言っておられた言葉が忘れられません。投資はニューヨークです!!貴方のご連絡をお待ちしてます。【Sakai不動産】
※ 物件によっては、既にレントされていたり、オファーが入っていたり、或いは売れている場合もありますので、ご了承ください。