【ニューヨーク・マンハッタンの人気のあった居酒屋さんが閉店】 今回のコロナ禍で30年の長期に渡って日本人の息抜きの場所であった「Riki」居酒屋が閉店する事になりました。オーナーさんは創意工夫の好きな方で、色んな組み合わせで新規メニューを沢山企画され、かなり人気がありました。 私は特にオーナーさんが開発されたタイ風の幾分酸っぱい感じのスープのラーメンが大好きで、これは行ける!と何人もお連れした事を覚えています。お値段もリーズナブルで現地の方や一人駐在員の方は毎日通っている方があったと言われていました。 流行って儲かり近くの52丁目で焼き肉屋さんをやられたのが今一つであったのは残念でした。又長期にやっていると雇用の問題が一番頭が痛く、特に中国系の方を雇った時に集団訴訟されて、かなりの金額を支払わされたと当時は日系人社会では大きな問題として取り上げられていました。 特に難しいのはチップ制をどのように取り扱うかという事だったようです。30年の長期に渡ると思ってもみなかった事に遭遇します。世界中の人を雇う時に、日本人が持っていた価値観と違っていたり、「お金」に対する考えも異なります。20年位前から労働訴訟が頻繁に起こり始めたのも、経営者側には痛かったようです。 特にニューヨークは世界中の方々がやってきます。こういうやり方でやっていると言っても、今のアメリカ社会は・・・・と言われ訴訟は簡単にできますので、雇用保険や訴訟を防ぐためのコストが増加します。どんな小さなお店でも必ず良い弁護士さんを抱えて対処するしか方法はありません。 オーナーさん、長きに渡って、日系人の癒しの為に頑張って下さり、本当に御疲れ様でした。長い間、皆様へのご奉仕、ありがとうございました。
【ニューヨーク、マンハッタン3番街51/52丁目の美味しいベーグル(Bagel)有名店】 ヨーロッパのオーストリアから移民の方で、ユダヤの伝統的なベーゴルをがマンハッタンの3番街の50/51丁目に出して大成功されたお店があります。1976年頃だったと思いますが、知り合いのユダヤ人がユダヤの伝統的な美味しい焼き立てのパンがあるから寄って行かない?と言っていたのを思い出しました。 当時は普通のパン以外は知らなかったのですが、まん丸で真ん中に手に入れて持ち歩きが出来て、美味しいパンだなと言う意識がありましたが、こんなに世界中に有名になるとは思いませんでした。 今日も天気が良いので、ある物件の調査を兼ねて歩いていたら急に思い出して昼時だし・・・・と思い寄ってみると朝11時45分でしたが8組ぐらい並んでいました。外にもテーブルを出して歓談’しているカップルあり。 3番街51丁目付近は高級コンドやレンタルも多いし・・・久しぶりに本物のベーゴル2つ(干しブドウ付き)をオーダーするとなんと1つ$1,50です。2つで$3ドルしかしないのです。朝は道端のVendorさんで買ってもPlainは$1,25はします。(偽物に近いですが) ここのベーゴルはもちもちしてしなやかで、日本のお餅の感じです。温かいし、量もごまかし無し、一つとコーヒーでも十分ですが・・・折角寄ったのだからと2個買いました。行儀悪るいんですが、歩きながらちぎって食べました。簡単なハイキングなどに行く時は便利です。何よりむちむち感が良いです。今は米国内だけでなく、世界中からオーダーがあるそうです。10年前には現地の日系の新聞にも紹介されていましたし、今はもう日本でも有名になっているでしょう。 ニューヨークを訪問されたら是非お寄りになって下さい。このもちもち感のするベーゴルはお値段も安いし、満足感があります。今回のコロナ禍でも凄い人気だったそうです。何事も「品質」へのこだわりは必ず「成功」しますね。ベーゴルを通じて今日も学ぶ事が出来て感謝でした。
【ニューヨークのパーク街57丁目、Londonから老舗のShirtmaker】 30数年来の知人が英国から久しぶりに訪問してきた。彼はコロンビア大学院で政治学を学び、英国の貴族の出で、かなり由緒ある人である。昔彼がまだ若い時に日本と英国で英国の高級なパジャマを日本やアジアに持って行く時に手伝った人である。 当時はガールフレンドが日本人の方で、其のつてで知り合いになった。其の後結婚されて、18年後位続いたが、やはり目に見えない由緒ある家系の関係で別れる事になったそうだ。暫く独身生活を続けていたが、米国で若いアメリカ人女性とめぐり逢い、結婚し、今回はパーク街に持っているコープを売りたいので話を聞きたいという事で、会う事になった。 食事や着物の話にになり、特に日本食は大好きで、寿司のみならず、茶わん蒸しや、北海道の蟹、海鮮丼も好物らしい。それで明日パーク街にある英国のシャツのメーカーに行くので、一緒に行かないかい…という事に。 「TURNBULL & ASSER」というお店で、シャツはオーダーメイドでそこで寸法などを測り、MADE IN LONDONで縫製、工場は英国にあり、出来上がって手元に入るには約6週間かかるそうである。一着$450でミニマム4着以上のオーダーとか。ここは殆どがアポイントメントでオーダーを取るので、今回のコロナ禍は殆ど影響がなかったそうだ。正に金持ちは悠然と構えていますね。 倒産したのは皆Discount 系の店舗や大衆層をターゲットにしていたお店で資金繰りは難しかったようです。品質をKeepして、お客様管理をしっかりした高級なお店は、びくともしないんですね。食料品店以外では、こうした高級品店のやり方も一理あるなと思ったので書いてみました。
【ニューヨーク・マジソン街、高級レストラン前の歩道でランチ楽しむ】 コロナ禍のお陰でもうほぼ6か月近く、外にも出れず、自宅隔離されて、皆さん、外に出たくてたまらない感じです。9月9日にNYのクオモ知事が9月30日からレストランスペースの25%までならオープンを許可すると発表しました。 今日は天候も程よく75度前後で湿度はあまり高くなし。用事があって久しぶりにマジソン街の65丁目付近をぶらぶら歩くと、名の知れた高級店の歩道前はお客様がゆったりと歓談。コロナ禍前の昨年夏、秋は当たり前に見られた光景でしたが、最近はようやく至る所で見かけられます。 在宅でのお仕事も飽きるし、人間は人と人のコミュニケーションでほっとした息抜きも必要ですね。ここ数日天候がいいので、レストラン前の歩道でテーブル出してのランチは大流行?です。お店側にとっても幾ばくかの収入が必要です。 特にニューヨークは経済と観光の中心地です。5番街や、タイムズスクエアのわさわさした人混みがNYですので、早く戻って来て欲しいですね。9月30日以降のNYの変わりようを早くみたいものです。
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