【ニューヨーク・カーネギーホールのたてがみにはPatience,Patience,Patienceと出ている】 コロナ禍のお陰で、劇場関係は来年5月まで活動が出来なくなってしまっている。昨日カーネギーホール前を通ったら面白いたてがみが出ていた。まさに至極の言葉である。 「Patience ,Patience, Patience」である。英語では軽く見えるが、日本語で、「忍耐、忍耐、忍耐」と捉えると、冬の寒さにじっと我慢している情景が思い出されて本当に身に染みるものがある。 演奏者や劇団の方々にとっては、もう耐えられないような状況にある。失職の状態だけでなく、日常の生き方まで問われている。コロナ禍は生活の至る所に影響している。 昨日はこの言葉の意味が言葉としてだけでなく、実際に身近にひしひしと迫るものがあった。生きるという事、言葉は人間にとって勇気を与え、生きる力も与えてくれる。 まさに人生とはＡｒｔであると・・・我々はこのような忍耐を通してしっかりと生きて行くからこそ、芸術の良さ、美にあこがれるのではないだろうか・・・。Patienceの言葉、カーネギーホールの目の前で5分も佇んでしまった。【人生はそれぞれの芸術である】と。

【ニューヨーク・マンハッタンの日本のお店も頑張っています】 昨日は残念ながら閉店のお店のおはなしでしたが、今日は頑張っている老舗の「初花」さんです。寿司専門で1970年代に先代の佐藤さんが何人かの方とご一緒でEast 48th(5番街&マジソン街）にオープンされたのが始まりでした。 当時は「紅花」をオープンされたロッキー青木さんのお客様の目の前でお肉を焼く、鉄板焼きが隆盛でした。Ｗ５６丁目のお店は6か月間お客様なしで・・・困っていた矢先にNew York Timesが取り上げてくれたのがきっかけでその後は全米に・・・そして世界にひろめるきっかけになったと言われています。 その当時。佐藤さんはこの青木さんに刺激を受けてＮＹにお見えになったとか・・・・寿司はカウンターで握ってくれますからもう既に対面でやっていたんですね。当時は本物の寿司を握るという事でこちらも長蛇の列・・・シカゴやハワイにもお店を出されて大繁盛。 初代の後は英語も日本語も上手な2代目が今を次いでいらっしゃいます。場所は当時と同じです。値段もリーズナブルで安心して食べれます。今日も天気がいいのでお店の前を通りましたら、コロナ禍でも外にテーブルを出してお客様が本物の寿司を堪能されていました。 撤退のお話が多い中、老舗が頑張ってくれていると嬉しいですね。おいしいですよ。是非お立ち寄り下さい。      

【ニューヨーク・Kamakura Shirts/年内にお店を閉店―残念】 マジソン街の４８＆４７ｔｈの良い場所に日本のシャツで有名であったKamakura Shirtsさんが今年の12月末で、ニューヨークの店舗を閉店される事になり、残念です。4-5年前でしょうかOPENされる時にOPEN PARTYに出させ戴いたので、凄く名残惜しいものがあります。 やはりコロナ禍の影響でしょうか。凄く近くに英国からのShirts専門店がかなり派手にやっていたこともあり、心配でしたが・・・・最近はネクタイ＆シャツの方を見る機会もなく・・・もうニューヨークはラフなビジネスの社会になったのでしょうか。 コロナ禍で社会の全てが変化していきます。価値観が変わってくるのは仕方がないですが、先が全然読めないというのが苦しいですね。男性はブレザーが主流だったのがもうそれもなしで、シャツ自体がもう必要性はなくなってきているような感もあります。 不思議なんのはマジソン街の４５－６０丁目のAve沿いやPark & Madison　Aveには英国からのお店の出店がかなり目に付きます。伝統の重さが異なるのでしょうか・・・。マジソン街にあるKashiyamaさんもなんとか頑張ってもらいたいものです・・・。（Sakai不動産）

【ニューヨークの・日本レストラン？Wagamama－英国＆米国資本】 Wagamamaと言う名は日本語じゃない？と思ってはいると・・名前とメニューはなんとなくJapanese レストランと思うのですが、主にお酒を売るのが主の様です。 1992年に英国で、日本人シェフとお金を出したの英国人で、お酒、つまりBarが主体で、あとはおつまみ程度です。それでもラーメンやエビの焼きそばなどもあり、英国や米国では十分に受け入れられているそうです。 英国に約100店舗、米国では50店舗あるそうです。東海岸ではニューヨーク・ボストンに3店舗ずつあるのでこれからもっと全米に伸ばして行きたいとおしゃっています。 働く人はアジア系でベトナムやタイの方、ネパールの方も多いそうです。メニューも枝豆やキムチ、ベトナムのライスボール等様々の国の食べものが入り混じっていますが基本的にはアジア志向が強く、雰囲気はDate Barの感じで、内装は凄くおしゃれにしています。 恐らく今後はこういう形のBar＋かーるい日本、アジア食のお店が流行って行くでしょう。もう寿司は日本と言うより、アジアの商品ですね。Partyにいってもねばりのあるお米で中国の人が作ったものをDeliveryしているのが当たり前になってきています。「所変われば品変わる」といういう一例でしょう。このお店も全米拡大に成功すると良いですね。（情報提供：Sakai不動産｝