【静かに穏やかに老ゆるのも良いもの・・・・】
最近は穏やかになってきたねとよく言われる。逆に若い時はそんなにとんがっていた?と聞き返したくなる。ブログにこんな書き出して始める事になるとは考えてもみなかった。
老いは、若い時にはしょぼいものだなあーと言う感覚であり、又若い人からみると実際にそうであろう。現役の時は誰でも老いていくのにと・・・考えてもみなかった。父も元気で、老いを感じる事なく、病院に入院して3日で亡くなってしまったので、尚更であった。サッカー選手などで、50歳近くまで現役をやっている人もいるが、出来る事なら、自然とセミリタイアして・・・ゆっくりとリタイアして行くのが理想だろう。
コロナ以降、仕事自体は3日半で、月曜、火曜日、水曜&木曜日は半日の感じである。金曜日になると嬉しくなる。昔の、土曜日か日曜日の感覚である。「気持ち」の持ち方で心に「余裕」が出て来るのだろう。
そうなると現役のようなギラギラ感は薄くなり、穏やかな表情になっていくし、余程の事がない限り、いいよ!というスタイルになる。この馬齢と共に、穏やかになってきている自分が好きだ。「淡々と・・・」なのである。
穏やかになると「落ち着き」が出てきて、それなりに居るだけで「存在感」が出てくるようだ。議論好きや話好きはあい変わらないが、前よりも人の話が「聞ける」ようになって嬉しい。アメリカでユダヤ人から教えられたやり方を30数年以上もやってきたので、なかなか直せない。彼らのお陰で、NYで生き残れたので、何とも言い難いが・・・。
穏やか、優しさ、相手の立場で・・・そんな言葉に惹かれる自分がいる。現役を一歩も二歩も下がってくると、この「たおやかさ」が何とも言えない。
最近は「中立」と言う言葉にも惹かれる。A or B, Yes or Noではない、日本的なグレイゾーンスタイルが良いのである。最近はビジネス英語より、ファンジーな日本語に楽しさを感じる。いいかげんさ、あやふやさがいいか・・。ゆったり感が良いのである。
年齢と共に、感性も変わって行く。これがまた黄昏の良さかもしれないと思う、この頃である。