【経済力と教育と文化】②
生きるためにはまさに「お金」が必要である。今までは「労働」することで、財を作ってきた。それ故に「力」がある、大きな人、良く働ける人、声が大きな人・・・という価値観が主であった。
日本で幼少期を過ごした時は、「出されたものは残さずに食べなさい!」と言われ、ご飯は三膳はある意味無理やり食べさせられた。まさにお相撲さんの価値観である。肉体を強くして、労働する事で「お金」を得るという事であった。
しかしここ20-30年位前から、価値観が変わり、従来以上に「知力」が富の源泉となってきた。労働から知力の価値観の移行である。今は作業とみなされる【労働】ではなく、考える【知力】が富と言う価値観である。医者や弁護士、会計士、金融関係とソフト・・つまり技術力のソフトが肉体労働重視から変遷したのである。モラルや規律と言う【教育】と頭で考える「知力」と「技術」力でお金を儲ける社会に完全に変わったきたのである。
それで良く資格を取れと言われるようになってきたのだろう。PC・ITの社会になるとこれの効用は著しい。PCを上手に使いこなさなくては日常生活が出来ない所まで来ている。従来の労働は「作業」というものに変わり、本来の「労働」の意味ではなくなってきている。それで、米国は移民を受け入れているのだろう。
経済力とはお金・富である。ここに価値観を置かないと生きていけない。【経済力と文化】は知力であり、社会の変化とともに、教育力が経済力が産み出す根源になってきている。「経済力・教育・モラル」というトータルでの民度・文化力が個人を高め、国家も強くしていく。そういう意味ではお金・富は、社会の発展のためには欠かせない物だろう。
ただ「拝金」主義になり、モラルが低くなり賄賂が蔓延ってくると社会は崩壊していく。中国の拝金主義は賄賂と関連性がある。アメリカのロビー活動も他国からの賄賂が蔓延ってくると衰退していく。
そういう意味では、日本はこの中国、米国やロシヤよりは金額がかなり少ない。これ位が丁度いいのかもしれないが・・・。話が幾分外れたが・・・。
【モラル】の高さを持ちながら、【教育力】を高めて、知の【経済力】を強め、家族や家庭生活を充足して行く・・・これが民度や文化を高める一つの生活パターンとして、日々向上して行くのが理想かもしれない。