【経済力と教育と文化】
最近単純な事だが、【経済力と教育と文化】と言う事に気が付く事があった。ユダヤ人を勉強していると、色んな考えや生き方があるものだと思って、これは役に立つ、これが本質や真理を付いているなと思う事がある。そういう学びから、今は「経済力と教育と文化」は切っても切れないものであるとつづく思う。
100ー50年前以上の日本の文化では、お金儲けはいけない・・・・ある種のタブーみたいなものが、それよりも「教育」の方が大事であるという風潮があった、(今もその傾向は強いが・・・。)
アメリカに来て運よくお金儲けを出来たが、初めの10ー15年位はお金儲けしているのに、何か後ろめたいなものがあった事は否めなかった。「モラル・教育・お金」このバランスが上手に取れていてこそ、資本主義・自由主義・民主主義の中での価値観があるのだろう。
人間は拘束よりも自由を求める。又ある程度の「規律」があって、「自由」な発想ができて、富を作り上げて、社会は進歩して行く。このバランスが欠けた時に国家も個人も衰退していくのだろう。それ故に保守のままではいけない。モラルを持ちながら、常に「進取」の気持ちをもって日々向上して行かなくてはいけないのだろう。
ユダヤ人がなぜ米国で、成功してきたのか・・・。迫害のお陰でというとおかしいが、世界を旅して、お金、つまり経済力・そして教育・・・それから規律・モラルを守るユダヤ教の存在がある。同じような考えで、かっての白人社会はキリスト教というものがあるのだろう。(今は教会に行く人はかなり減少している。)
日本にも「仏教」というものがあるが、これは宗教と言うより、もう日本の文化に溶け込んでいる。モラルが基本と言う立場がある。取り立てて宗教といわなくても、もう日本の社会になじんでいるのであろう。