SAKAI FUDOSAN NEW YORK BLOG
【大きな目標と日々の実践】
Tue, October 15, 2024 12:24
【大きな目標と日々の実践】
時々、真の「幸福」とは何か?と問う時がある。毎日をただ生きている時に「虚無感」に襲われる時がある。そんな時に「小さな出来事」に「感謝」して「満足感」を覚える時に、今まで生かされていた事に、歓びを感じる事がある。そんな時にこそ、東洋的には「悟り」の境地になり、これも「人生」かと思わされる時がある。
若い時はこうしたいという「大目標」があり、夢をや願望を持つ。又それに向かって走れる。無我夢中という事である。晩年になって来ると、不思議なもので、現実の小さなひと時に「満足感」を見出す事に気づく時がある。
歩いている時にそのすぐ傍に綺麗な小さな花が咲き乱れている。そこではっとした気づきがある。これを感じた時にああ、人生はこのひと時こそが「大切」と思う時がある。
高めを目指す事は決して悪い事ではない。しかし「今」という現実こそしっかりとこなし、「小さな満足」こそ、晩年の生き方ではないかと・・・・。
「満足や感謝」は身近な所に存在する。日々の小さな事の「実践」の積み重ねこそが生きる事ではないかと何かお坊さんの「悟り」の様な感じが襲ってくる時がある。
欲望や願望を抜き去り、ありのままの「今」を楽しむ。その内面的な歓びこそ「人生」そのものではないかと・・・。西洋的な勝利・成功も大切だが、東洋的な現実的な「小さな事」に歓びや感謝を見いだせる時に、「生きる」楽しさが湧き出て来る。
「茶道する」、「お花を活ける」と言う事も、それに近いかもしれない。日本人はこの「小さな」中に、人生を見出してきたような気がする。この辺りをもっと「深めて」みたいと思う。