【テニスを通じて若い人からの学び】
【学び】は意識があれば何処にでもある。週末は朝7時から9時の2時間、20代ー70代までの方々で、ある程度の力のある方々と共にテニスの研鑽する。
私はテニスを始めたの47歳からである。その前までは皆様と一緒でゴルフに明け暮れていた。これは25歳の時からで、アメリカで始めた。やるとかなりのめり込むたちなので、なんとかシングルと思ってやっていたが、結局handyは12で止まってしまった。NY郊外はPublicやPrivateのコースはかなりあるので飽きなかった。最盛期には有名なコースのメンバー2つに入っていた。時にアメリカ人等約200人前後雇用していた時は、アメリカ人と仲良くなければ・・・という魂胆でやっていた。楽しむと言うより、商売優先だったような気がする。
45歳位になった時に、グリーンにtwo onしないのである。370ヤード、パー4はtwo onして当たり前・・・。ゴルフはtwo onして80台で回ってこそ醍醐味があると思っていた。それだけでなく、朝早く出かけて帰宅は5時―6時である。もう健康や楽しみより、無駄な時間が多すぎた。そこで、ゴルフからテニスの転換である。20数年やっていたものを潔くやめて、クラブは皆人にあげるか捨てた。息子なんかにゴルフやろうと言われるが、今は全然興味がわかない。
47歳からのチャレンジはかなりきつかった。日本クラブでの選手権大会はシニア―の大会であるが皆若い時に早慶等の体育会に入っていた人が多かったので、皆基礎が出来ている。何度もチャレンジして決勝まで行くのは6-7回あったが、チャンピオンになれたのは苦節10年目であった。57歳での優勝はもう嬉しくて涙物であった。
私はスポーツもビジネスもTOPでなくてはいけないという「意識」でやってきた。それ故に準優勝は幾らやっても満足感がない。もともと負けず嫌いなのだろ。相手に打ち勝つというより、己に勝つというのが好きだ。
前置きは長くなったが、先週末に40代だと思うが、次の試合を待つ間、話をしていたら赤ん坊のおむつ替えは旦那さんがするのは日本で当たり前ですよ!と言われて愕然とした。我々の時代には到底考えられな事であるが、もう「当たり前」という。これは若い人と交わっていて教訓を得た。もうこの歳になる頭を垂れて若い人から学ぶことだとつくづく思った。社会が変わってきているし、価値観も変わってきている。素直に考えを改めて受け入れていくのが一番だと・・・・。
又飲み会は無理しなく、そこそこにお開きにするらしい。これもアメリカにいると納得できる。日本の悪い慣習が排除されて合理的、効率的になってきているのはとても嬉しい。今後も若い人と交流するには縁の下の力持ちに徹して行こうと思う。彼らの要望に合わせて、「どうぞ!」と言う姿勢が一番のような気がする。
65歳以上になったら、若い世代に合わせるのが一番であり、波が立たない。上からの目線は絶対にいけない。Flatで客観的で公正でありたい。