【ニューヨークの不動産投資:コープを買う時は気を付けて…】
ニューヨークでコープを買う時は十分に注意して買いたいものです。長期に住む覚悟で買っても、何時かは手放すという事を前提に買う事が一番です。これはコープに限らず、コンドにおいても同じことが言えます。又ほとんどの【不動産】はそういう気持ちで買う・保持して、時期が来たら売るという事になります。
最近感じるのは20年、30年前のアメリカにあったMindに余裕がなくなってきているという事でしょう。其の頃までは海外からの投資者にかなりの利点があったもので、懐の深いアメリカだなあーと思われたものです。
コンドや一軒家のローンはある程度の決まりをクリアしていれば、容易に取得出来、歓迎されたものです。特に1980年代に日本からのお金がNYに投資された時はかなり簡単に「永住権」も投資の金額で取れる事もありました。
ただリーマンショック以降は海外からの投資そのものに対しての利点が段々と少なってきた気がします。コンドはまだ住まなくても貸して10年、20年で売るという魅力は十分にありますが、問題はコープです。
値段はコンドの25%ー40%前後安いものもあります。問題はLand Lease Buildingで土地はご自分のものでないので、NYCでの協議で税金がべらぼうに高くなる可能性もあるという事です。それで支払えず、仕方なく出て行かざるを得ないという事もあります。
それだけでなく、ローンする時にこのビルは不適格と言われる事もあるというRiskyさはあります。ローンを受けれなければ、税金の利便性も受けられず、管理費はかなり高くなることも予想されます。
又コープのBoard,管理会社が簡単にテナントを貸すのに了承してくれない事も最近はよくあります。又売買、レンタルまで【了承する】期間の長さも問題です。買う時も、貸す時もListingされて、市場にどれ位出ているかをきちんと調査してお買いになるのが良いでしょう。