「ニューヨークの商業不動産ーニューヨークの角地は不動産価値があります。」
もうかなり前になるのですが、日本の土地バブルの時に何百億と儲けられた方がお客様としてニューヨークに来られてビルをお買いになりたいと・・・・・・。弊社の顧問もまだ不動産屋をはじめて10年そこそこの新参者だったので、当時5番街と6番街の真ん中あたりのビルが売りに出ていたので、お薦めされたら、君はまだプロじゃないね???と一言だったようです。
それではっとして、どうしてでしょうかと丁寧に畏まって顧問がお尋ねされましたら、不動産は幾ら高くても【角地に限る!】と自信もっておしゃいましたとの事です。日本では角地以外は買わないと業者に言ってるんだ・・・・あとで他の方から聞くとその道のプロで、本当に角親父と言われているという評判という事だったようです。
それは不動産を買う人には定石で、4つの端の空中権を買い取り、普通なら10階建てしか建てられないものが、30-40階も建てられるのだから流石です・・・・・うーんとうなってしまいましたと顧問はおしゃっていました。
当時顧問は5番街のTrump Towerの販売もやっていらっしゃたので、成程トランプさんが成功した?コツはここにあったんだと妙に納得したとおしゃていました。今を時めくTrump氏もこの不動産の法則に乗っとり56丁目の角や42丁目の角にビルをお建てになったのです。(顧問はあとでお気づきになったと・・・)
この方は実践されて、ある角地を当時の値段$3Millionでお買いになり、ほぼ20数年保有されて$50数Millionでニューヨークの開発業者にお売りになったとか・・・途中お買いになって15年ぐらいして$18 Millionなら買いたいというデベロッパーがいますが・・・と持ち掛けてもいやいやまだ行きますよ・・・その時は既に75歳を超えられていたそうですが・・・
不動産は角地を買って、機会が来るまで待て!!これが儲かる鉄則の様です。そこまで持ちこたえられる人が勝利者になりますが、不動産業者は健康で長生きしないと目的は達成出来ないですね。英語では”Health & Wealth”ともいいますが・・・・長生きしても「健康とお金」がないと野望達成は難しいものですね。
今日は良いお勉強をしました。ありがとうございます。