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SAKAI FUDOSAN NEW YORK BLOG
ニューヨークの不動産投資ービル投資-弁護士さん②
Wed, October 25, 2017 6:00

先週、日本の不動産屋さんがNYでビルを買うのにお見えになりました。$12-18Millionする手頃の物件です。お話ししていて気が付いたのは日本では不動産屋さんがこちらで、ブローカーさんと呼ばれる不動産会社+不動産弁護士さんのお仕事を一気に双方でやっていらっしゃるので、時々悪徳不動産屋・・・・と呼ばれる方が発生するという事ですが・・・こちらでは物件を探してきて、値段その他の交渉までは不動産屋さんがやり、具体的な細かな調査を兼ねたものは不動産専門弁護士さんがすることが多いという事に気が付きました。   営業的なブローカーさんとPaper Work中心の弁護士さんの組み合わせが上手く行くと買い手側、売り手側に立った時は強いです。弁護士さんが不動産屋さんに聞くよりも、言い方は変ですが、物事やビル、店舗をよく知っている不動産屋さんが弁護士さんにこうして欲しいと・・・・と依頼する、コントロールできるようであれば、上手く行く確率が高くなります。不動産屋さんが未熟で、全部弁護士に丸投げするブローカーさんも多いのですが、こういう時はDealに至らない事も多いようです。   弁護士さんはプライドがあります。またDealが上手く行かなくても働いた分のものは請求できます。この業界では弁護士さんがDealを壊したと良くきかされて涙を流すことは良くあります。其の時に経験豊富な不動産屋であれば、落ち所やまとめ方が上手いです。ここは譲れないが、このどうでも良い所は相手側にあげましょうということで、必ず相手に華を持たせてあげる事が大切になります。(Sakai不動産は長年の経験でKnow-Howが確立されています。)   ですから弊社が介入する時は、最初にこことここは譲れないと、基本のメイン3本だけをしっかりこちら側の弁護士さんに伝えておきます。専守防衛です。交渉は一種の「戦争」ですから、全体を見渡して、大局的に進めて、見えるまでシュミレーションします。これが見えてこなかったり、理不尽であればNOと言えるように・・・最悪は良いと思った物件でも捨てるか、撤退する事も頭に入れて、戦場に臨みます。西洋でポーカーゲームが盛んだった事はよく理解できます。何もいいカードを持っていなくても強気だけが勝負・・・慣れてくると交渉事は楽しいのものですし、商業物件を扱う方(不動産屋さんや商業不動産弁護士さん)の頭脳の闘いですから「好き」でない方には向きません。スポーツ好き、負けず嫌いの人にはこんな楽しい仕事はないでしょう。特にシュミレーションしてはまっていき、最後に逆転や、思った通りにDEALが完結した場合は・・・試験に合格した位でなく、号泣する位です。   弊社では店舗探しは2-3人、5億からー100億のビルを取り扱う時は3-4人のチームを組みます。それと色んな性格の弁護士さんとの人脈がありますから、ユダヤ系、イタリア系、アイリッシュ系と分けてその時の相手の弁護士さんに合わせてやります。残念ですが、日系弁護士さん(米国生まれの弁護士さんは別です。)は東大を出ていても英語がNativeでないので、2,3流になってしまいます。(もちろん例外もありますのご了承下さい。)大手の弁護士事務所では通訳のかんじか、営業的な取り扱いで、必ず若手のアメリカ人がついています。(ですからお金は2倍の請求がきます。)(後に続きます・・・)