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SAKAI FUDOSAN NEW YORK BLOG
ニューヨークの商業不動産ーレストラン・店舗・スーパーを買う/売る
Tue, December 06, 2016 7:00

最近弊社で店舗の売買を数店手がけました。普通のレストランであったりスーパーであったりです。レストランなどは売買はそれほど難しくはないのですが、問題は契約期間で、リースがどれ位残っているかが問われます。3年しか残っていないリースはほぼ買い手はつきません。5年リースが残っていて、座席数が30-40あるのであれば、10万ドル前後がMaxです。これが8-9年残っているようであれば、15、-20万ドルで売買は可能になります。ですから弊社では将来ビジネスが上手くいかなかった場合を考えて、売れる状態にするために、出来るだけ長くリース契約するように努力します。初めてニューヨークで出店される方は燃えていますので、そんな話はききたくないし、考えたくないと憤っていらっしゃいます。これは我々の経験からの『知恵』ですよといってもなかなか無理です。素直にそれもありえますので、宜しくお願いします・・・・とおしゃっるかたは数少ないですが、投資した1/3でも返ってきたら儲けものです。 今から約10年前に夫婦で日本からかなりの資金をもってこられ、ニューヨークで出店されたカップルがありました。最初は10年のリースをお取りになり、8年過ぎた所で、ある問題があって、辞めようか、5年だけのリースをもらおうかどうしましょうかと相談がありました。弊社は売る可能性もあるなら、10年もらいましょうと即座にいいました。ビジネスが今一つで夫婦仲が悪くなっていたので、旦那さんはシェフを兼ねていらっしゃいましたので、リース一杯で辞めたい様な素振りがみえました。 お金の出所は奥様の実家です。マネジメントは奥様がしっかりとやっていらっしゃったので、夫婦関係が今一つでも万が一『売る』事になったら・・・・・・・これがあたりました。9年目に入る時にリニューアルで10年リースを取っておいたお陰で助かったのです。旦那様は、自分で切り回すのが嫌になったので、売りたいという事になりました。10年リースが新しくリニューアルされたので、中国の方達が家族でやりたいという事で、ほぼ希望の値段で売れたんですね。ですからリースは常に最悪の状態を鑑みて長く取っておくものです。このKnow Howは弊社の得意としている部門ですので、いざという時に必ずお役にたつアドバイスができると思っています。長く、深くを・・・・お考えになる方は遠慮なく弊社の長年の知恵をお使い下さい。