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SAKAI FUDOSAN NEW YORK BLOG
ニュヨークの商業不動産ーレストランや専門店を開く・・弁護士さんやブローカーさんの重要性を知る。①
Mon, October 10, 2016 6:00

ニューヨークはタフな社会です。どれだけ物事の原理原則を知っているか?どれだけ多くの失敗の経験から学んできたか?これに尽きます。学校を良い所でているとか、日本での名前が有名とか・・・・・は余り役に立ちません。海外にいらっしゃって会社やお店をオープンするには予算の150%の資金、3年分赤字でもやっていける・・・・そして良い弁護士さんとブローカーさんに会う事、これに尽きます。 ブローカーさんは日本人でもアメリカ人でも構いません。不動産業界の商業部門に介入して最低10-15年でDEALを30-50軒以上こなしてきたかどうかによります。レジデンスのクロージングに100軒携わってもほとんど5軒ぐらいの価値しかないでしょう。商業不動産はトータルな知識と商業的な「センス」そしてハードな交渉に耐える根性と英語力になってきます。  特に英語力は道具としてしっかりと使えこなせるかどうかです。言語はその言葉の持つ綾が大切です。日本語でも同様でしょう。昨日10/09/16のトランプさんとクリントンさんのDEBATEを見ていてわかるように、自分が言いたい事を言葉、語彙を選んでどれだけ正確に相手を切り崩すかです。さすがにクリントンさんは弁護士上がりですから論理性と語彙の使い方は抜群です。アメリカ社会は論理、契約の社会ですから、道具である言葉を明瞭に使うかう事が出来るかどうかにかかってきます。  トランプさんは素晴らしいビジネスセンスと交渉力をもっていたからあそこまでビジネスを展開出来たのでしょうが、残念ながら、的確な言葉で述べる事は十分でなく、やたらと形容詞が多く、又否定的な言葉が多く明るくなかったですね。アメリカのビジネスは成果主義ですから、皆さんはある意味トランプさんの「成果」に関しては認めていても、相手を立てて尊敬しながら言葉を十分に駆使出来ていない所が残念でした。あるコメンテイターが言っていた、[His words are not polish enough yet.] 残念だが言葉が十分に磨かれていなかったと・・・・・。