弊社で20年－30年以上にわたってお付き合いのある日系企業様が約20数社あります。日本企業がNYにきはじめた頃の古い、古い話ですが、もうなくなってしまった、World Trade Centerや其の近辺に多くの企業様にオフィスを紹介しました。当時は金融系の会社はWorld Trade Centerを希望される企業が多く、又他社が入っているから・・・・・その後は紹介の紹介で、かっての相互銀行が普通銀行に変わる時に、もうなだれるように日本の銀行や金融系の会社がNYに進出されました。 日系の銀行も一時は40数社あったと思われます。弊社でも住友銀行のニューヨーク支店を80 Pine Streetのビルを決めさせていただいたり、又日本興業銀行、三和銀行、富士銀行さん、協和銀行、東海銀行さんからの紹介で、系列会社や子会社を沢山ご紹介して頂き、多くのオフィスのリースをさせて戴きました。 かっては長期に渡り、15年、10年の契約期間が当たり前でしたが、此処最近では5－7年のリースが多くなってきているように感じがします。其のお陰で、今度はリースの「再更新」という事が頻繁に起こるようになってきました。 日系企業は比較的きれいで見栄えがして、それほど高くないビルをお選びになります。又中堅の地方銀行さんであれば、どこそこさんが入っているから・・・・そこにしたいという要望もあります。横並び・・・という事です。我々不動産業界の言葉ではこのビルはAクラス、Bクラスと分かれています。大手の銀行さんでも商社さんでも近年はA-,B＋のビルを選定されるようになりました。コスト管理が追求され始められたからでしょう。三菱商事さんもかってはマジソン街の53丁目の一等地にいらっしゃったのですが、ここ数年前に3番街の42丁目に移られました。（後に続く・・・・）
