共和党の予備選挙の勝利者はドナルド・トランプになりそうな勢いである。競争者の2人は予備選挙から退去してしまった。彼の本心ではないと思うが、女性の悪口や言い憎いことをあっさりと言い切ってきた。しかし意外な真理を付くものや物事の原理原則に照らしあわすと理解出来る事がある点も見逃すことは出来まい。
彼はペンシルバニア大学では物理を専攻したと言われている。物事の原理原則を理解するにはいいが、人間の心理学を理解していないのではないかという時がある。左脳は凄く働くが右脳が幾分足りないと・・・・・。
女性好きであるのは男性として仕方がない面があるかもしれない。彼は3度の結婚をしている。弊社の創業者から聞いた話であるが、ニューヨーク、マンハッタンのレキシントン街の42丁目の近くに、今ハイヤットホテルがあるが、かってこのホテルの名前はコモドアホテルと言われて、かなりさびれたホテルであったらしい。トランプ氏ともう半分の投資家でこれを買って立て直して新しくデベロップ(開発)された時に、最初の奥さんであったイヴァナ・トランプさんが当時流行のホットパンツで請け負い業者を叱咤激励していたと・・・彼曰く、今のトランプさんがあるのは、あの奥さんの頑張りがあったからであるよと・・・。世に成功者は多いが、多くは賢妻、良妻をもったからだと・・・これはある意味真理をついているなと思わせるものがある。
さすが[The Art of Negotiation](交渉の達人)のトランプ氏であるが、3度の結婚する時には、必ず「婚前契約書」にサインしてから結婚している。今はアメリカでは58%の離婚率である以上、彼、彼女達が自分の財産を守るために、婚前契約書を作ってからお互いの人生を歩むと・・・・・・。恋や愛は時間と供に消え去っていくという現実がある。ドナルド・トランプ氏はこの結婚契約者のお陰で、彼の財産を守ることができたと・・・・・。これは理解していても現実にこれをやれる・・・なかなか出来ないものであるが、契約社会のアメリカでは当たり前なのかもしれない。彼の将来に起こりえるかも知れないことに対する要注意力と言う意味では立派と言う以外にない。
ビジネスの成功も常に最悪の状態を慮り、全部を失う事無く、必ず、逃げ道か、それに相対するものを得るような一条が必要である。これはトランプ氏と創業者から学んだことであるが、常に前向きで・・・・OK、But・・・・このButは防衛するために是非必要であると。アメリカ社会はビジネスのみならず、結婚生活まで契約社会となりつつあるという現実を見ていかなくてはならないだろう。(後に続・・・・)