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SAKAI FUDOSAN NEW YORK BLOG
ニューヨークの商業不動産:便所掃除は、日本人の「品質管理の基本」
Mon, November 30, 2015 7:00

先週は感謝祭の木曜日から昨日まで4日間は本・本・本を読みまくりました。Book-Offで買ってきた日本の本9冊、Barns & Nobleの新書?今のベストセラーTrue North他2冊。12冊に目を通した事になります。休みの時はスポーツか読書に限ります。冬は寒いので、無意識のうちに本屋さんに足が向いていきます。郊外の本屋さんは最近はStarbucks Cafeが付随していますので、朝9時から夜9時まで、2,3杯のコーヒーやケーキを食べながら、幸せのひと時を過ごす事になります。 かなり常連客も多く、週末中だけ顔を合わせる多くの知人がいます。読書は情報だけでなく、知的な興奮には欠かせません。また時に哲学書、聖書、自己啓発、歴史書・・・・・・手当たり次第です。読書したから・・・・・、その時だけは凄く賢くなった気分になります。読書は仕事や人間関係の疲れを癒してくれるので、私に取っては清涼剤になっています。英語は3時間で100ページ読むとかなり疲れますので、そのあとで、お菓子を食べる感じで日本の本を飛ばして読むと大体40分で一冊読めるようになります。(本の内容にもよりますが・・・) 日本書の中で、「日本の品質」は便所掃除にありという箇所があり、日頃からレストランの便所を綺麗にすれば、売り上げは必ずあがるという確信をもっていました。それで同じ考えの方がいらっしゃったので、その箇所を抜粋して皆様と共有したいと思います。「経営の精神」(加護野忠男)83Pに、日本電産やイエローハットでは便所掃除が形になっている。便所掃除について、日本電産会長の永守氏は次のように書いておられる。 『 わが社では、1975年ごろから新入社員は1年間トイレ掃除をするという習慣が出来上がりました。しかもブラシやモップの用具は一切使わず、全てを素手でやる事になっています。便器についた汚れを素手で洗い落とし、ピカピカに磨き上げる作業を一年間続けると、トイレを汚す者ははいなくなります。これが身につくと、放って置いても工場や事務所の整理整頓が行き届くようになっていきます。これが「品質管理の基本」であり、徐々に見える所だけではなく、見えない所にも心配りが出来るようになれば本物です・・・・・・・・・。小さな所にも気配りが出来るようになれば、良い品質のものができて、お客様の満足を高めていきます』とあります。 製品を作り上げる、満足なサービスをする、この小さな些事にこだわる事こそ日本文化の極みであると思うのです。お店をニューヨークで出店されるにも、寿司やラーメンをつくられるのも、全て作る側の小さな事を大切にしてコツコツと積み上げていく事こそ、成功のKeyではないかと思います。この昔からの日本の伝統の「躾」が備わっていれば、日本から何をもってこられても『成功』は間違いないでしょう。これをお読みになって、しっかりと今勤めていらっしゃるお店で、抜群の日本の躾をつけて、西洋的には良き習慣をつけて、3-5年後にニューヨークでオープンされたら、貴方は間違いなく成功します。その時には弊社がお手伝い致しますので、遠慮なく御連絡下さい。-Sakai不動産