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SAKAI FUDOSAN NEW YORK BLOG
ニューヨークの商業不動産: 店舗・レストランの再契約
Mon, July 13, 2015 6:00

ニューヨークは色んなお店の出入りが頻繁にあります。特にリース切れが多いのが一番ですが、うちわもめでお辞めになるお店もあれば、御店自体が時代に合わなくなったり、最近では従業員に訴えられて、裁判で負けてしまい、多額の支払い要求に応える事が出来ずそのまま閉店されたり、税金の未払いで一時的に差し押さえられたり、さまざまな形で、お店が売りに出されたりします。 最近は日本食ブームも一段落していますが、まだまだ根強いものがあり、日本食の好きな方々がたくさんいらっしゃいます。日本食も今は20-30年前のフレンチやイタリアンの仲間入りで、安定的に人気があります。 経営者サイドでの一番の困りは、リースの再交渉や再契約でしょう。普通は「10年リース+オプション」です。3-4年でお店が知られて稼ごうかなと思った矢先にリースの期限切れを迎えてしまいます。それで最低でもオリジナルから3%ずつ上がってきますが、価格はそう簡単に値上げできないのが悩みです。10年前と比較して倍になっていればOKでしょうが、はやればそれなりに競争相手も出てきますので、簡単に値上げは出来ず、しかし家賃はその時の市場価格でやってきますので大変です。オーナーの方の中には、7Daysほとんどただ働きですよという方もいます。 まるで家賃のために働いているようなものだと・・・・・。ですから新しく契約しなおされる時は、「経験のあるブローカー+店舗契約専門の弁護士さん」はとても大切で、病気の予防のお医者さんみたいなものです。今の家主はリースはできるだけ短く、短くしようとします。今は20年前よりは移民の方が多くなり、いつでも新参者に良い値で貸す事ができるからです。 先日もかって7000ドルのリースであった場所ですが、既存店のお店のオーナーは9000ドルを覚悟していましたが、なんと14,000ドルで中国の方がOfferして家主さんはそれは勿論5000ドルも月に違えば・・・・・。なんということはなく、日本のレストランオーナーが辞めた後3ヶ月して、前のお店のキチン設備を使って、中国人経営者が日本人コックさんを雇って「・・・・日本レストラン」でやっています。皮肉な事に新しい日本人コックさんに倍払っても列が並ぶんですね。競争社会は怖いですね。オーナーが変わって新しいやり方でやれば、同じ日本食でも違うんですね。家主さんは良いし、中国人経営者もOK、お客様も問題なく・・三者ハッピーという事です。 中国人経営者は5,000ドルの家賃の値上げのかわりに17年のリース獲得です。彼は7年やっても10年リースが残っていれば中国人同士なら最低50万ドルで売れるでしょう。中国人、インド人、韓国人はは契約というものを知っていますね。リース契約はどんなお店をやられるにしてもとても大切です。経験豊富な不動産屋さんが必要になりますので、遠慮なくお尋ね下さい。弊社のサービスは『満足されるまでご奉仕する』というのをモットーにしていますので御気軽に御連絡下さい。