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SAKAI FUDOSAN NEW YORK BLOG
ニューヨークの商業不動産:「オフィス物件」情報
Mon, November 10, 2014 7:00

ニューヨークのオフィス物件は最近景気が上向きになってきたのか、又新しい業態の企業が増えてきたのか、特にSmallのオフィススペースを探すのが難しくなってきています。

ここ1年前までは700SF(約19坪)-1,000SF(約27坪)のオフィスは常に10軒位あったのですが、最近はニューヨークで最初にオフィスをオープンするのはなかなか簡単ではありません。 

かってはSecurity Depositが1,2ヶ月で済んだ物が、最近は3,4ヶ月求められる事があります。特にクレジットの歴史がない場合、家主側はかなり厳しい条件を言ってきます。

レキシントン街やマジソン街の42丁目付近は、1年前は$42/SF-$50/SFであったものが、最近は$50/SF-$60/SFが当然のようになってきています。勿論比較的新しいく建てられて20年未満のコマーシャルビル(オフィスビル)は$60-$80/SF(場所によりますが)が普通になってきており、値段の交渉には家主側が強気ですので、従来のような交渉が出来ないのが残念です。 

それでも弊社で5年前に斡旋させて頂いた某日系の会社は3番街の40’Sにあり、家賃はは毎年値上がりが5%位あって約$80/SF位になっていました。日本の金融会社ですので、住所変更もしたくないとの事で、今年の3月から交渉して約6ヶ月かかって$70’S/SF迄漕ぎ着けました。ああだのこうだのいいながら30数回のメール交換です。最近では珍しい契約変更でした。 

ブローカー側の立場ではDealしないとゼロですが、テナント側の弁護士と家主側の弁護士は時間幾らという事ですので、長くなれば弁護士代がかさんできます。それで今回はそれを予測して、弊社で使っている弁護士事務所の一つからピックアップして、交渉をはじめて完結するまでフラットで幾らということにして、・・・・以下ならもう少し上乗せして払うという取り決めで始めたので、普通よりもかなり安くてすみました。こういう時のアドバイスは経験豊富なブローカーさんを持っているかどうかでかなり違ってきます。 

弊社も色んな分野の弁護士事務所と取引があります。オフィス/店舗の契約、移民弁護士、お酒のライセンスを取る弁護士、コンド・コープ・家を売買する時の弁護士、取立ての弁護士、訴訟されたり訴訟したり・・・会社設立・・・等色んな分野の弁護士さんとお付き合いがあります。其れが弊社の強みにもなっています。御客様が訴訟されて1年ぐらい代理で弁護士さんと一緒に何度も法廷にいったり、シカゴやボストン、ヒューストンまでも是非来てくれといわれて行った事もあります。 

不動産屋は調査や交渉事が多いので、時には不動産契約の専門でない弁護士さんからこういのはどうしたらいいの?と問い合わせがあったりします。(こんな時は不動産屋妙味につきますが)

*ニューヨークの不動産業界では、アパート専門は3年、コンド・コープ・家の売買は5年、オフィス・店舗経験は10年というのがニューヨークの不動産業界の暗黙の了解ですから、物件探しの時は担当される方にどれ位の経験があるか聞かれて、一緒にお探しになるといいでしょう。同様に弁護士さんは20年以上、会計士さんは12年以上のある方を選択されたらいいでしょう。ちょっとしたアドバイスは5年、10年でかなりの差になります。お尋ねになりたい事や紹介して欲しい事がおありでしたら遠慮なく弊社に御連絡下さい。