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ニューヨーク・マンハッタンの商業不動産:店舗・レストランを借りる時の注意①
Sat, October 11, 2014 0:00

「ニューヨーク・マンハッタンの商業不動産:店舗・レストランを借りる時の注意点①」

 

ニューヨーク・マンハッタンも回復してきたのか。「Store for Rent」(店舗貸します)の張り出しが段々と少なくなってきています。今年の5月まではかなり長く1年以上の空き物件や6ヶ月空きっぱなしはざらにあったのですが、1,000SF-2,000SF(約28坪ー56坪)、$12,000-$25,000 /月するお店はかなりなくなって、借り手はかなり早く見つかっているようです。勿論新たに貸したい、期限が切れて、今迄安かったレントが30%あがって、経営が難しい・・・・・といったのは新しく出てきます。

 

場所も良いし、広さも値段も・・・あれ!と思うほどに安いのです。これなら・・・・・と直ぐに飛びつきたくなりそうです。しかし・・・・そこには、大きな罠があります。経験不足の不動産屋さんでもよく間違えるのは、リースに書いてある契約書を良く理解していないか、書いてある意味がよく分らず、将来何か起きた場合は立ち退きしなくてはいけない・・・・これが問題です。

 

4,5階建ての商業ビルで、2階、3階、4階等に既にテナントがいなかったり、残り1年、2年しかリースが残っていなかったり、テナント全員が2015年で終了とか、色々出てきます。

 

リース契約の中に、10年契約してあげますよ。しかし、このビルが壊されて、売られる時もあります。そのために「Demolition Clause」(壊しても良い条項)を入れておきます。多分今から4,5年して・・・・・(ビル側のオーナーは大丈夫、大丈夫・・・・・問題ないでしょう・・・・その時は私に任しなさい・・・・????)そんな感じで日常の取引が良く行われます。そして弁護士にCheckしてもらって・・・・・・というと私を信用できないのか?と脅かしてきます。

 

アメリカではアパートを借りる時でも契約者があります。ましてやレストランや衣料専門店、かばん屋さん、Gift Shop・・・・色んな業種の店舗を借りる時は、必ず会社法や訴訟を専門にやっている弁護士さんにみてもらって、判断を仰ぐ事です。簡単な15ページ前後であれば、$3,500-$5,000位でしょう。50ページ以上だともう少しかかりますが・・(後に続く・・)