そんなわけで、第2、第3の意見を聞くと双方が共におかしいと指摘していました。「私ならいますぐにマーシャルの担当者に連絡してあげますよ。」といって私達がいる目の前で電話してくれて、明日の朝まで書類をFAXしてくれれば、法廷の裁定まで待ちますよという返事です。これってどうなっているの?という感じです。アジア系の弁護士さんは断られたといってくるし、ユダヤ系の弁護士は私ならお役にたてますよという。弁護士の経験と人間関係(人脈)でなりたっているのです。もうこれって普通のビジネスと全くかわらないではないですか?という感じです。私達は法廷で、善悪をただすのが・・・・・・そうじゃないんですね。それで、結論は信用している友達の弁護士事務所にいくと簡単に「いいよ。こんなのは私の事務所のお仕事だから・・・又知り合いの方の紹介だから費用は普通の料金の半分でいいですよ・・・・・明日書類持っておいで・・・・。」。
翌日書類をもっていくと直ぐ目の前でFAXしてくれて、電話してOKです。いやはやアメリカ社会は正に訴訟社会になってきているんだなあーと改めて思った次第です。ですからみな弁護士さんになりたがるのですね。かっこういいだけでなく、お客様があれば、幾らでも仕事があるんですね。ですから用も無いのに訴訟したり、されたり、これに対する保険料も馬鹿にならない社会になりつつあります。訴訟と保険はつきものです。弁護士さんは病院や医療系の訴訟は「おいしい」といっていました。
知り合いの弁護士さんは、ライセンスが取れたら、まずは保険会社に3-5年勤めて、保険のからくりや、どんな状況の時に支払いが可能なのかを学んで、そのあとに中堅所で修行した後、11年目で独立してもう5人の女性の弁護士さんを雇ってかなり儲けています。ドラッカーがいっていたように、アメリカ社会は労働産業から知的産業に社会は凄い勢いで変わりつつあるんだなあーと実感させられています。