最新情報はこちら! SAKAI不動産 ニューヨーク・ブログ

SAKAI FUDOSAN NEW YORK BLOG
ニューヨークで店舗を開くには③
Sat, October 26, 2013 8:30

ブローカー(お店のリステングを持っているブローカーとお店を探す側のテナントブローカーの二人)同士で、値段や、期間や、して欲しい条件等、テナント側のブローカー側からオーナーの代理をやっているリステングブローカーにOffer(オファ)を入れます。これは大体の書式がありますので、それに従って、一つの駆け引きが始まります。これが世間で言われる「交渉」です。

例えば、800SF(22坪)36SF/坪の平均的なお店とします。これはロケーションによって価格や期間が異なってきます。7日間取れる場所、6日間だけの場所、5日日間だけの場所や昼はいいが夜はダメとか、夜はいいが昼はだめだが、週末、金・土・日曜日はいいとか・・・・色んな要素の組み合わせがあります。

今人気のイーストビレッジのSt.Marks、8th Streetはミニ日本人街とよばれて、7日間多忙な地域です。最近はタイムズスクエア近くの9番街がレストラン街になっています。42-57丁目までは殆ど空きがありません。ですから7日間取れる所は家賃は$13,000/月ー$20,000/月になります。

それでこれ位のお店なら期間はおおよそ10年位がリースの期間です。Avenueから少しStreetに入っていれば、強気で10年+オプションをつけてもらえるとラッキーです。出来る事なら12年ー15年もらっておくと便利です。

なぜかといいますと、万が一思った程経営がうまく行かなかった事を考えておく事です。10年リースで4年やって撤退しなくてはいけない状態になった時に残り6年であれば、なかなか買い手がありませんが、12年リースがあれば、残り8年ありますから売ることは可能になってきます。

それでも思った程の値段では売れませんがロケーションがよければ、売れる可能性はあります。そうですからリースは万が一の撤退の事も考えて、しつこくブローカーさんに交渉してもらうことでしょう。このあとは次回に続きます・・・・。

中村