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SAKAI FUDOSAN NEW YORK BLOG
「不動産のみならず、アメリカは契約社会」です。
Mon, August 19, 2013 8:26

「不動産のみならず、アメリカは契約社会」です。 不動産のみならず、色んな分野でアメリカは契約社会だなあーつくづく思います。 先日ご近所の方同士ですが、ある老夫婦の家はかなり広くて、芝もかなり手入れが必要な状態でした。 最近近所に引越ししてきた方がいて、立ち話で芝生の事が話題に出たらしく、新しく来た方が、お宅にトラクターのような芝刈り機があるようだが、私に貸してくれたら貴方の所も「週一」で刈って上げますから・・・・・・と言って持っていったそうです。そこで、「父の日」に息子二人が帰ってきて、両親のために芝を刈ってあげようと思い、貸した人の所に伺うと、「いや、これは私がもらったものだ・・・・・・。その代わりに「月に一度」刈ってあげるようにしている・・・・・・」??????という事になって、大喧嘩だそうです。 不動産は、アパートのレンタルはスタンダード(普通)の契約書ですが、コンド・コープ・店舗・オフィス・商業不動産等の売買契約、リース契約等は、借り手(買い手)、貸し手(売り手)の双方で、弁護士を使います。 アメリカ社会は、基本的には人間同士の「信頼関係」はかなり希薄です。必ず「法廷」で判定する事を前提として、物事が成り立っています。ですから日本人が考える以上に弁護士業務が多いという事でしょう。 物の貸し借りの時には、出来るだけ、紙に書いて「ミニ契約書」を交じわしておくと、将来何かあった時には、必ず役に立ちます。問題が起こるという前提で、契約書をお互いのために作って物事を始めたらいいと思います。残念ながら、アメリカ人がよく使う「Trust me !」は、何の役にも立ちません。日本と違い、言葉の効力はほとんどないものと思って下さい。 アメリカに何年いても、文化の価値観の違いを理解する事は難しいものですね。