【謹賀新年】
1年は走馬灯の如くさあーと行ってしまい。気が付いたらもう新しい年(歳)を迎えている。「新年」というと溌剌として気持ちが良い。古きものをResetして、又何か新しく」「挑戦」したい気持ちが芽生える。毎年同じような気持ちだろうが、節目を付けて、過去を少し反省しながらも、「今」と「将来」に向かって歩むと言うのは好きだ。
性格的にも「前向き」なので、Something Newにはいつもときめきがある。今迄生きてこれたのも、常に前を向くと言う「姿勢」があったからであろうか。残念かどうかはわからないが、前に進むよりも、今は穏やか、安定、落ち着きが好のまれる。
人生は歳と共に味わいが濃厚になり「深さ」に興味が湧いてくる。一方、味付けは薄味が好まれる。又ど真剣も大切であるが、かーるくさりげなくも良い、人間関係もそこそこが良い。齢(よわい)と共に、ある種の「価値観」が変化しているのに気付く。「変化」「新年」等の類の言葉は好きである。
今迄は明確な目標や目的に向かって、Goalを走りきろうとしたものがかなり薄くなってきて、ある程度の「価値観」の共有があれば、何事も受け入れ易くなってきた。お陰で、怒りはほとんどなくなり、相手にかなり合わせられるようになってきたのが嬉しい。
Topとして約50年もやり続けてきたら、無意識のうちに「責任感」が強くなり過ぎて、まあーまあーの程あいがなかなか出来なかったが、「捨てる!」という気持ちを持ち始めてから、かなり心がかーるくなり、生き易くなったような気がする。
義務や責任は大きかった。最近はもう色んな方に合わせるのが一番である。メインでなくて、2番以下である事の気易さである。責任が薄れるとストレスがかなり減ると言う事を実感をする。
歳と共に生きると言うのは素晴らしいと感じる事が出来る。約50年は怒涛の如く自分自身と闘ってきた。お陰でそれなりにやり切ったという達成感がある。今度は残りの人生を別の意味で愉しみたい。内省的なもの、心の中からの静かな呼びかけや問いかけに対応しながら、東洋的なもの、ギリシャ的なものに惹かれるので、その辺りで、人間とは・・・、人生とは・・・を問いかけながら今を楽しみたい。
ビジネスと言う戦闘と穏やかな晩年もそれなりに良いだろう。人生の二刀流をしっかりと楽しみたい。過去を美化したり嘆いたりする事無く、「宇宙の法則」「自然の法則」に従って、落ち着いた、穏やかな日々を淡々と過ごしていきたいと思う。