【江戸期の士農工商と寺子屋が今の日本を作ったのではないか?】
今日書き物した後、食事して散歩をしていたら、上記に掲げた事がふと思いついた。同じ事を電車に乗って、瞑想に耽っていた時も思いついた。その時は当たり前の事だと、メモしなかったが、昨晩「佐藤一斎」を読んでいた余韻が残っていたのか?ふと考えが現れてきた。
現実の世界は正に「士農工商&教育」で成り立っている。士は政治であり、農は農業であり、工は物造りであり、商は今風であれば、ビジネスであろうか。
私は「士工商農」と捉えている。士は国を司るには凄く重要である。私は特に今後は「工」が日本の生筋であると思っている。TOYOTA,HONDAを支えているのはあまたの日本の中小企業であるからである。又もう欧米には物を造ろうと言う気概がない。車のパーツの40%以上は日本製品で作られている。中国は10%位であろうか。
最近とみに思うのは。街を走っているのはHonda,Toyota、Hyundai が70%を示しているのではないか。NYでは、GM,FORDはほとんど見ない。ここ2年は凄い。日本車しか見ない地域もある。安いより、長持ちする日本製品が間違いなく受け入れられている。今後建築業、医薬関係や日常的な器具はますます日本的なものになるのではないだろうか。「長期」と「安全」と「信頼」である。日本の精神「匠」が色んな分野で発揮されれば、多くの分野で世界制覇は可能であろう。
私は米国を造ったのはIrish系の方々の気質、「勤勉・努力」であろうと考えている。最近話題のUS Steelを造ったカーネーギ―もIrishであった。こつこつと努力してニュー産業に集中して、車、鉄鋼社会を産みだして、最盛期の米国の礎を築いたのである。これ以降にエネルギー源の石油開発があり・・・・約60-70年の米国の繁栄を築いたのである。
「物造り」こそが人類の発展に大きく寄与している。英国の発展もワット以降とエネルギーの発見、開発であった。それが、アメリカに移民が移ってそれを引き継ぎ現在に至っている。
今の移民はかっての欧州の「文化」を持ってやってきた移民とは異なり、貧乏な国々や難民に近く、米国には殆ど役に立たないであろう。今後これが続けば、米国はますます衰退して行くと思われる。
ただ救われるのは【教育】が抜群に抜き出ているのが救われる。今後の大統領が「教育」と「物造り」にもっと力を入れると米国も再生可能であろう。
ここ500年を俯瞰してみると、「教育」と「ニュー産業」と「物造り」が国を創り、富を算出してきている。これは日本であれ、欧米であれ、根幹は同一と思う。歴史を熟考すれば、いとも明確である。
日本でも米国でもこの3点をよく理解している方が国のリーダーとして国家を運営されていく事が望ましいと思う。