【人間力/人格を磨く】
最近、益々「人間」とは何か?と言う事に関心を持つ様になってきた。又宇宙から送られてきた「人間」の役割は何か?と言う事である。社会を創造し、進化させるために我々は宇宙や社会の一員として存在するのであろうと。
そうであれば、何らかの形で、社会に奉仕したいし、役に立つものとなりたいと思う。それには「正しき良きもの」としての「存在」がある。
良きものとしての「人間」、そのためには「人間力」を十分に磨いて、「立派」といえる人物、「作品」を創り上げる事ではないかと思う。人間力を身に付けるには、まずは何が「正しい」かと言う事を知る事である。これは宇宙の法則から来るものであり、「歴史や科学」から導かれるものではないだろうか。
「人間」は科学を通して歴史を作ってきた。社会の進歩は人間の知性と技能が上手に織りなしてきたのであろう。多くの失敗を通して修正し、学びながら、現在に至る。それ故にこの「宇宙の法則」を通して、我々は今自分自身が生かされている事に感謝しながら、必要な役割を果たす事が大切なのではないかと思っている。
最近は「自己啓発」という分野や「心理学」等を通して、【人間】を語られる事が多くなってきた。それ故に、「人間」に関して以前以上に関心がある。
特に「人間力」とは?と言う事が良く問われる。私は人間力とは「求道心」ではないだろうかとおぼろげながら理解している。人間力は高みであり、厚みを求める。そして各々が持つ法則からぶれない事であろう。「基本と原理原則」に従い、それプラス、各々与えられた「才能・個性」を活かす事であると思う。
才能・個性だけでは何も出来ないが、きちんとした考えで、物事の原理原則を知って、「実践・行動」し、「結果」を出して、表現して行く所に人生の「作品」があるのではないかと思っている。
「人間」を造ると言う事は「作品」を作る事であり、それを【人間力】と作ると言うのだろう。色んな分野で「芸術作品」を作ると言う事に匹敵するのではないかと思う。この「人間力」という作品は、様々な分野での「作品」を表して行く。寿司職人、電気工事者、教員、大工さん・・・・・全ての職での「作品」である。
各々の分野で一流・立派と言われるには、基本に【人間力】にあるのではないだろうか。知識や技能を通じて日々の磨きが職を通して、自身も認められて行く。そこには自然と「人間力」も厚みが増していく。そして「仕事」と言う「作品」もよりバランスの取れた「美しい」物となる。
最終的には【美しい】と思われないと一流作品ではないだろう。日々研鑽して知的で、美しい物を磨き上げようと言う「精神」が大切である。それにはストイックな迄、【知と美】を追い求めないといけない。
芸術は「知と美」の探究であり、日本的には【求道】であると思う。美術や音楽は【知と美】の追求であり、創造でもある。美術や音楽や経営・・・と同じく、「人間」を作る事こそが人生の目的ではないかとつくづく思う。
「人間力」を高める事に気が付き始めて、日常の中での「美意識」が強くなってきた。全ての事柄に「美とは何か?」を追及している自分があり、最終的には「人間力」を高める事が、究極の人生道ではないかと今、思う。