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SAKAI FUDOSAN NEW YORK BLOG
【人の痛みに共感する・・・・】
Tue, August 20, 2024 10:57

【人の痛みに共感する・・・・】

歳を重ねる事は嫌な事ばかりではないと思う事がある。ある時期を超えてくると、人間が柔和で穏やかになり、落ち着きが出てくる。そうすると、ビジネスには段々と向かなくなるなあーと思う事に出会う。

 

スポーツやビジネスは前向きで、攻撃的である。特に前へ前へ・・・と進むものが勝利を得る確率が高い。第二次世界大戦の米軍のパットン将軍のように・・・。

 

私も米国に来てからはかなり性格が変わった。日本にいた時はかなり温厚な性格だったと思うが、ユダヤ人社会の中で闘っていくうちに段々とAggresiveになってきた。又マイナアーから出てくる方は常に自己主張する必要があるので、どうしてもそうなるのだろう。

 

戦後に欧州から逃れてきたユダヤ人は色濃く、又黒人の方々や最近では中国、中近東の方々も同様であろうか。(皆が皆ではないが・・・)

 

私も何もない所からの出発だったので、無意識のうちに、上記の方々の部類に入っていたのだろう。そうしてまたキッシンジャーさん同様に、攻撃的になっていった。自己の非を認めない欧米のやり方は今から思うと情けない。これを由とする文明や文化は劣であると思う。

 

もちろん人により優しく親切な方も多いのであるが・・・。そういう方は若い時に【痛み】を覚えた方か、心や金銭に【余裕】がある方であろう。皆学校や社会でそれなりに優しく・・・・という事は習うが、「実践」する人はかなり稀で少ない。

 

私自身もゼロからの出発であったので、殆どユダヤの方々のやり方が「正しい」と思ってやってきたが、最近はそうではないなあーと思う出来事に遭遇した。

 

今迄何ともなかったのに腰とヒップにかけて猛烈に痛くなり、歩けないのであった。もうこれで終わりかなと思って心中穏やかではなかったが、金子先生と言う鍼の方に出会いし、快復して歩けるようになってきた。5メートルも歩けない時に、グランドセントラル駅構内でしゃがんでいた時に「Are you OK?」と声を掛けてくれた人が数人いた。

 

なんと言う事もないが、この声を掛けてくれた方々には感謝であった。私自身はSelf-Helpの精神で生きてきたので、なかなか人に頼む事を由としなかった。

 

今迄人にお金を借りた事はない。(銀行ローンは別だが)又何か頼む事があれば、米国流に「お金」で解決してきた。それはそれでいいものだと・・・。昔公衆電話があった時に、大切な自己の電話帳みたいなものを忘れた。10分後に行ってみたが既になく、3時間位してあるユダヤ人の男から電話があり、お前の手帳を預かっているが・・・$300くれれば返すと・・言う。仕方なく$300を支払い手帳を返してもらったが、いまだに忘れない。(日本では殆ど無料で返ってくと言われているが・・・・)

 

歩けるようになって、今朝同じグランドセントラル駅で、小荷物を持ったおばさんが、かなり困った感じで、立っていた。不思議な事に、スムーズに声が出た。同じく「Are you OK?」と何かお困りなら・・・?という言葉が自然に出たのだ。それでそのおばさんの小荷物を駅の真ん中にある情報センターまで、一緒に行った。私自身も驚いた。自分が自然とこういう行為が何事もなく出来た事に・・・・。

 

おばさんは涙ぐんでいた。ああ今日は良い事をしたなと自分ながら驚いた。これは神様が私に「痛み」を与えて下さったからである。本当に感謝した。今日はこれを書きたくて、直ぐに書いた。自分の変化と神様からの【恵み】に感謝した。(今日一日はこれで由である。)