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SAKAI FUDOSAN NEW YORK BLOG
【アメリカ社会のサービスの変容】
Wed, July 24, 2024 13:56

【アメリカ社会のサービスの変容】 最近、久しぶりに体調が今一つ芳しくなく、近くの「City MD」に行った。久々に医療関係に行き、びっくりさせられた事があった。ここ5-6年そのような機関にお世話になっていない。それ故に医療機関は雑な「サービス」だと頭から決めつけていた所があった。 かっては白人の女性の方の受付や、サービスをやっていた分野は今はきちんと公的な機関で教育された黒人の方や、南米系の方がやっていた。 かってのぶっきらな態度ではなく、患者目線であり、ソフトなサービスでかなり親切にやっている。こちらが期待した以上のサービスなのである。勿論郊外とCityの中では患者さんの数も異なるから仕方がないかも・・・・。 右足が動かず、歩くのにも痛くて10メートルも歩けず、腰を屈めて漸くクリニックに着いたからかもしれないが・・・。検診した後にPrimary Doctorを探せという。それで頼んだら、20分位かけて5人のお医者をWestchesterから選んでくれてPrint Outしてくれ、アポまでやってくれた。周りには多くのクリニックや病院があり、「競争社会」であるからか、サービスが一段と良くなっていたので、驚かされた。 又もう一つは「Bank」のサービスもかなり違ってきた。今は何でも機械で処理したりして人的なサービスが減ってきているが、それでも「What can I do for you?」ときちんと聞いてくる。或いは場所によっては特定のサービスの方がいたりする。今迄の様にこちらが聞いても嫌な顔をしながら、この分野は私の仕事ではないといった言い方や態度はかなる薄れてきている。「競争社会」や「Credit」の社会はサービスの向上になるなあーと改めて感じる。 時代の要請なのだろう。もう上からの目線ではビジネスは出来ない。常にソフトで公平でなくてはいけない。そういう意味では社会主義や共産主義とは異なる。問題は移民の方は母国の遅れた上からの目線で仕事をしている時である。人種ではなく、きちんとしたアメリカ社会で公的な教育を受けてきた人の時代になってきた。 黒人の方や、南米系の方の35歳位以下の方々は立派に教育を受けている。アメリカも見捨てたものではないなと改めて思う。こういう【社会の変容】を見る時に「教育」こそ社会を変えて行くと強く認識する。 私達の価値観や感性とは異なるものである。今を生きる!には既に遅いかもしれない。こういう変化についていけなくなると社会で存在することは出来ないだろう。変える必要がないもの、真理や本質は変えなくても良いが、時代の変化や変容には注意しながら適応して行かなくてはいけない。それには常に「謙虚」さと「公平」ということを心掛けなくてはいけないだろう。男女ではなく、年齢でなく、Flatで「個人」をRespectする気持ちを持ち続ける事ではないだろうかと思う。