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SAKAI FUDOSAN NEW YORK BLOG
ニューヨークの不動産:長期に持つものが勝利する
Tue, June 21, 2016 6:00

ニューヨークでながーーく不動産屋をやっていると、不動産はながーーく持っている人に必ず神様は勝利という微笑を与えてくださると確信しています。どんな物件でも・・・。小さなものだろうが、安かろうが、古かろうかは問題がないのです。学校を出て、働き始めたら「買う」という一言に尽きます。ニューヨークは今までも、またこれからも世界のNO1の魅力を持った都市であるでしょうから、多少のアップダウンがあってもジグザグしながら右上がりの螺旋を続けていくだろうと思います。日本語で「不動産」は動かないもの、英語ではReal Estateとよばれ、本物の動産であり、物事の本質をついています。

最近、不易流行と言われています。変わるものと変わらないものです。事業の分野は時代と供に変化していくが、人間の正しさという事は時代を問わず変わらないと・・・・・・。真理は時代を問わず正しいと・・・。最近歳とともに、昔の方々の言葉の重みを理解させられる事が多いというか、時代と人間をみてくると、この言葉がひしひしと理解出来て楽しくなってきます。人生の厚みです。昔の中国の明の時代に呂新吾という学者は呻吟語という書物に、人間の人格は「深沈厚重」が一番なりと・・・・・私の好きな言葉でもありますが、不動産もまさにこの言葉に勝るとも劣らぬ位に深くどっしりとした重みがあります。

アメリカでは郊外の家は100年ものの家屋も少なくないです。ましてやニューヨークは地震もなければ、戦争にもあっていないです。コープ等も100年物はかなり見受けられます。一ヶ月前に弊社でクロージングした5 Tudor City Coop等も其の口にはいるし、つい最近売買契約が完了した市内のビルもほぼ同様な歳月があっても実際に使われているし、これからもずーーと改装されながら使われていくと思うと、不動産は生きた歴史だなあーと思います。

人の集まる所は住まなくてはならないし、商売があります。その中心であれば、多少高くても買っておくに限ります。人生の25歳前後から働き始めて、直ぐに30年、40年、50年は経っていきます。気がついたらこれが人生?と思っても不動産を買っておけば、老後に役に立つます。ニューヨークで人生の大半を過ごしてみての最近の想いです。まだ30代、40代の人は必ずどんなものでも不動産をお買いになることをお薦め致します。不動産は儲けるというより、老後への贈り物、ご褒美だとつくづく思います。