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SAKAI FUDOSAN NEW YORK BLOG
ニューヨーク商業不動産:「ニューヨーク・マンハッタンでレストランを開き、成功させるコツ」物語 4
Wed, January 07, 2015 7:00

経験がなくても「場所」を知り尽くしていて、「経験ある人」を高級で雇っていく技術や知識を得て、経営者が信頼できる部下或いは本人が、経験者から教えてもらうか、知識や技術を真似て自分達のものにしながら、自分達で工夫していく事になるでしょう。韓国の現代自動車が日本の技術者に最初の2年間は倍、3倍の給料を払って、知識や技術を取得して発展していったのと同様ですね。

それと流れを見る事も必要になってきます。今どんな流れで社会は動いているのか、またこれから先どのような方向性を持っていくかを見極めるかも大切です。平凡なものがいいのか、お客様は何か新しいものを探しているのか・・・・・・・。

当時は日本からの旅行客がタイムズスクエア(W42-W49 )に毎日のように押し寄せていました。もうじゃんじゃん列をなしてきたそうです。そうして流行っているうちに、「立ち並ぶ御店」として紹介されていきます。するとますます流行っていきます。先ずは日本の雑誌が取り上げてくれて、並び始めるとアメリカのお客様が入って並び始めます。

これは最近流行っている「大戸屋」レストランが繁盛店と言われているにも同様な事が言えるのですが、こちらは最初は中国・韓国の方々が来てくれるようになって、そんなに流行っているなら・・・・・とアメリカのお客様が入ってきて並びはじめました。(マンハッタンに少ない日本人客はその後でやってきます。ー今は日本人客狙いは失敗するといわれています。)

又マスメデアに取り上げてもらうとそこからがらっと状況が変わっていく事も多いようです。昔々、もうお亡くなりになりましたが、(日本レストラン成功者の嚆矢(こうし)と言われていますが)ロッキー青木さんがW56で「Benihana」(鉄板焼き)レストランをオープンされた時も、6ヶ月は閑古鳥で殆どお客様はこなかったのですが、ニューヨークタイムズの記者が書いてくれたとたんにもう並ぶ並ぶ・・・・の大行列だったという事でした。(そうした「運」も成功するには大切な事ですね。)

そういう事など聞くとアメリカはマーケッテングの国だとつくづく思います。(後に続く・・・)