ニューヨークと言えば世界経済の中心とも言われているウォール街が有名ですよね。そしてウォール街と言えばニューヨーク証券取引所が真っ先に頭に浮かぶと思います。ところがそんなニューヨーク証券取引所と同じくらい有名な、景気の代名詞としても愛されている物がブロードウエイ沿いにあるんです。それは雄牛(Bull/ブル) のブロンズ像っ! 観光地としても有名ですのでご存知の方も多いと思いますが、今日はその雄牛のブロンズ像の 『Charging Bull (チャージング・ブル)』のご紹介をさせて頂きます。
ざっくり説明しますと、この『Charging Bull (チャージング・ブル)』 と呼ばれている雄牛のブロンズ像は、ニューヨークの彫刻家のアーチュロ・ディ・モディカによって造られたものです。(1989年の冬)
というのも当時、株式市場崩壊しているのを見るに見かねたモディカが経済回復を願って、それを闘牛の勇ましく突き上げる姿とダブらせて造ったとの事。そんな雄牛のブロンズ像ですが、もともとはニューヨーク証券取引所の前に置かれていたそうです。しかし州に設置許可をとらなかった為に急遽撤去されるハメになったんですって。苦笑
そんなこんながありながらも、結局ニューヨーカー達の抗議によって今のブロードウェイ沿いに落ち着いたというワケ。また、この制作はモディカが独断で勝手に行った為、当然ながら支援金は何もなかったそうです。ちなみに制作費は約36万ドル!太っ腹ですねー。笑
そんなモディカの願いがこめられたブルは、今や言わずと知れた観光名所となりみんなの人気者に!ちなみにこのブルに触れると経済運、ビジネス運がアップするらしいですよー。
今、世界中の経済が落ち込んでいますが、一日も早く回復して欲しいものですね。ブルに願いをこめて。。
<余談>相場的に。。。Bull (雄牛) ⇒ 強気Bear (熊) ⇒ 弱気という言い方をします。
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