【小さなお店・カフェ/ラーメン店を探すコツ】
先週から今週にかけて小さなカフェ/ラーメン店を探して欲しいと言う問い合わせが相次いだ。不思議なもので、毎年であるが、この時期になると理由はわからないが、10月半ばから11月の終わりにアメリカ人、日本人を問わず、かなりある。
ある意味お店探しには最高の時であるが・・・・。最近はパンデミックからの立ち直りがほぼ3年位になるので、段々とその前の状態に戻りつつある。街並みも漸く落ち着きの状態にある。
大きな空店舗はまだまだあるが、500-900SFの小さなお店、20-40人前後のCafeやラーメン店向きのお店はかなり少なくなってきている。その上の1200SF以上はレントもかなり上がるので、なかなか手がつかないのかもしれないが・・・約1年以上空いている店舗跡もある。
800SF前後で家賃が$10,000ー$15,000であれば、最初の店舗として無難であろうか。その時にっちょっと注意して探すと結構あるものである。ヨーロッパからCafeを出したいと言う方がきた。これは昨年の今頃だった。よくよく注意して探すとかなりある。それも5番街にである。40-50丁目の間の良い所で、あれ?と思った。幾分レントが高かったが、5番街の40’s-50’sであれば、7日間営業できる。普通は5日間か6日間であるが・・・・。
NYは観光客が時期によってはかなり取れる。これがかなりポイントになる。5番街や7番街のTimes SQ等はレントが高くてもほぼ1年通しで観光客がある。もう50年近く前になるが、人生でやったことのない「お店」を永住権取得のためにやった。これは偶然タイムズスクエアの近くであった。当時は小さくてやればいいと言う感じであったが・・・。Street沿いでにも拘わらず、7日間多忙なお店であった。後で数店舗M&Aでダメ店を買収したり、頼まれてやったが、そのうちの幾つかは「場所」が今一つであった。
店舗は良く言われるように、「ロケーション・ロケーション・ロケーション・・・・」である。ロケーションが今一つの場合は、口コミと広告でやるしかない。最初の6か月が勝負である。ここで雑誌や新聞に取り上げられると大体上手く行く。
これで思い出すのは「BENIHANA」である。W56の当時としては今一つのお店であったが、「焼肉」が日本から・・・という触れ込みと、New York Timesの記者が書いてくれたお陰で開店して6か月赤字続きであったが、書かれて次週にはもう列をなして流行って行った。ロッキー青木さんの人生が大変わりした。このお陰で、彼の人生はかなり「幸運」であったように思う。
小さなお店は人気のスーパーや専門店近くに空いていたらレントが幾分高くても即契約する事であろう。Trader Joe’sやAmazon等が出店している所は既にリサーチ済みである。5番街のお店を決める時は、貸し出したその日に即決められた。あとから30人ほどのオファがあったらしい。
何時も言うように全てに「法則」がある。法則に従ってお店を探せば難しくはない。それと「意思決定」が早い事である。家主さんとの交渉、銀行の残高、弁護士さん等は前もって準備して「一日以内」に提出しておくに限る。【プラン・準備・アクション・意思決定】が成功のKeyとなる。特に全ての「準備」が十分であれば、成功の確率は高まるであろう。(Sakai不動産)sakai@sakaifudosan.com/917-679-7515