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【人間は考える葦である(パスカル)】
Fri, September 26, 2025 18:25

【人間は考える葦である(パスカル)】

最近この言葉の「深さ」が理解出来て楽しい。約10年程前に漸く理解したが、成程・・・位で「深さ」は無かった様に思う。IBMのワトソンJrが一時「Think!Think!、Think!」と言って有名であった。その当時はIBMの2代目になるとそういうものかと思ったが、恐らく彼は65歳前後ではなかったか。自分自身もその位の時にやはり、「Think」には漸く到達した感じがあり、これは経験と年齢によるものだと理解出来た。

それから色んな欧米、明迄のシナ、或いは日本の方々の書を愉しむと皆ほぼ欧米では55歳前後、中華では60歳以降、日本の哲学では60歳前後の西田哲学や江戸末期の佐藤一斎でも同じような事が言われている。又昭和前期の巨匠、活学で有名な安岡正篤さんも晩年になると思考が深まり物事が良く見えて来ると・・・・。

私は遅く理解したが、最近は時間と気持ちの「余裕」が出来てきて、「考える葦である。」の「深さ」が楽しく感じられる。一人一人の事象に対して捉え方が異なるが、「自然、社会、人間」に関して考えると全てが「宇宙の法則」に則っとり、「整然」としているのである。

それと最近は天候が良く、食事や運動や読書がバランスよく行くと、早朝の3時―4時45分のシーンとした空気が殊更「’深さ」を味わさせてくれる。極上の寿司を食べている感じで、知性の味わいを満喫している。若い時にプリンストン大学の物理学者と偶然話した事があり、彼は地球と宇宙について語ってくれた。時間と、思考は何にも代えがたいと・・・。当時はよくわからなかったが、今漸くなんとなく理解できるようになってきた。

特に「知」に興味が深まるに連れて、「考える」「宇宙の法則」を熟考すると、意外な解答が出てきてメモとして書いておくと、なんとなく読んだ「書」にヒントが在ったり、心に響く事がある。

食事の楽しさ、運動の楽しさ、書物を読む楽しさ、それに今は「考える!」に嵌まっているいる。「宇宙・地球・人間」とは何か?これらを自分なりに理解して思考の高みを目指したいと思っている。