【物を創れなくなったら、その人、会社、国家は衰退していく・・・】
物造りの日本と言われてもう50年近くなる。アメリカの後を追っていた日本。最近のアメリカのみならず、欧州でも、段々と物造りが衰退しているように感じる。英国では電車が日立にとって代わり、NYの地下鉄ももう20-30年前から川崎重工が納入している。
日本の新幹線は言うまでもなく、テキサスの新幹線も人気が良い。車に至ってはToyota/HondaはGM/Fordを超えてアメリカの中流家庭は大体一台の車は日本車である。私もここ20年は2台ともレクサスを乗ってきたが、故障は殆どない。安全で管理がしやすい。
途中ドイツ車も乗ってみたが、当時は電気系統が弱かった。アメリカ車、ドイツ車は5年持てばいいという考えだからだろう。最近では「ユニクロ」がGrade Upしてきた。Middle Classでは、日常の衣服はResonaleな値段でQuality(質)が良いと人気である。
早い、目立つ・・かっこうが良い、洗練されている???ブランド??と言われる時もあるが、今の日本の物は値段と質に米国では人気である。やはり【丁寧・整然・クリーン】が誰に取っても魅力的だからであろう。
食べ物はもう日本食が超人気で、「日本」というブランドを中国、韓国系が上手に転用して商売をしている。それだけでなく、白人すらハンバーグ屋ではなく、ラーメン屋、居酒屋のお店を出す位である。
かっては速い、合理的、機能的・・・が米国の良さであったが、食品に優秀な人材が行かないのか、「改善や工夫」が見られない。ハンバーグのお店に殆ど「ニュー製品」が見られないのだ。
トランプ大統領がピッツバーグの製鉄所をヘルプしたいだろうが、新しい鉄の製品がが出てこないのである。日本の新日鉄は勉強して軽くて強い鉄を造り上げて、米国のクルマのメーカーに納入している。何処の国でも【物造り】をないがしろにした国は滅亡に向かう。
日本の会社は100年、300年、500年・・・・1000年と【継続】して綿々と【匠】が受け継がれて行く。日本の生産者や職人の方々に「匠」の精神がある以上は今後世界の物造り「Number 1」は揺るぎないものであろうと思う。
日々の日常生活の中に「良き日本の伝統」として、きちんとした「躾」と「匠」の精神を持ち続けたいものである。