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【人生ー丁寧・誠実・尊敬・感謝】①
Tue, May 27, 2025 9:10

【人生ー丁寧・誠実・尊敬・感謝】①

私は、「人生は芸術」と言う考えを持っている。時々早朝の散歩で、又何気なく「暮らし」の中にこそ、「芸術作品」が存在しているのではないだろうかと・・・。

今朝も朝3時過ぎに起きて、簡単に屈伸と書き物、書を読んで、朝5時きっかりに何時も歩く家の周りを30分程歩く。この時にふと「気付く」事が多い。それをいつも持ち歩くメモ帳に「単語」だけを書く。

そうして「想い」に耽る。今朝は歩きながら、今日一日という「作品」をどう描こうかと考える。ふと【丁寧】に生きよ!という言葉が出てきた。

品良く生きると言う事は、【丁寧】に日常の事を過ごす事であると。洗濯、掃除・皿洗い、床磨き・・・全てに「心」して、意識しながら過ごす事ではないかと・・・この小さな「気付き」が今日という「作品」を作るのだと。靴磨く、アイロンをかける・・・常に「愛情や思いやり」を持って、過ごせば、「気品」が自然と出て来ると・・・。

こういう想いこそが、晩年の年の功ではないかと思う。若年の時は「強さ」と急いで「早く」に興味があったが、「気品」は静かに時間や気持ちに「余裕」が持てた時にこそ、自然と出て来るものではないかと思う気持ちになる。

面白いのは色んな書を読んでいて最近気づくのは、この方が書かれた時はお幾つ位の時かな?と思う時である。最近では65歳過ぎて書かれた書は、洋の東西問わず、それなりの納得いくものが多い。日本では安岡正篤さん、西洋ではPeter Drucker氏を何度も再読すると成る程・・・と思う事が多い。

若い時に書かれた本は「論理性」は皆優れているが、熟考ではない。果実同様に、熟した果実は甘いし深さがある。人生それ自体も同様であろうか。そういう時に書かれたものは「本質や真理」に【深さ】がある。「上品」とは人間の「深さ」が一つ一つの言動に表現されて行くものだろうと思えてきた。

「上品」に辿り着く迄に全てに【丁寧】に接する事でないかと気づく。これは最高の気付きであった。今までは何気なく丁寧にやる、過ごす・・・と思っていたものが、この意識がきっかで生きる事にスイッチが入って、全ての動作に「丁寧」にしようという気になり、言動の整理整頓がより進みそうな気がする。

これから人生の佳境に入って行く。皿を洗う、アイロンをかける、味噌汁を作る、全てを「丁寧に」と言う想いで取り組みたいと思う。これを日々の「感謝記」に書いておき、もし来年生きていれば、一年後の自分自身に問いかけてみたいと思う。